気付かないうちに「前歯の真ん中にへこみ」が…?原因と治療法を解説!

気付かないうちに「前歯の真ん中にへこみ」が…?原因と治療法を解説!

前歯の真ん中のへこみ治療後に注意したいこと

ここでは、前歯の真ん中のへこみを治療した後に注意すべきことをいくつか紹介します。

硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける

前歯の真ん中のへこみをダイレクトボンディングやラミネートベニア、クラウンなどで治療した場合は、食事内容に注意する必要があります。まず、極端に硬い食べ物を噛むことは、修復物の破損・脱離を招くことがあるため、できる限り避けるようにしてください。

ネバネバとした粘着性の高い食べ物も、修復物の脱離につながることはありますが、硬い食べ物ほど注意が必要なわけではありません。なぜなら歯科用接着剤はとても強力なので、ガムやおもちを一度や二度噛んだだけで外れることはないからです。ただし、こうした食べ物を習慣的に食べていると、接着剤の耐久性が低下して、いつかは脱離するかもしれません。

その点も踏まえたうえで、食生活には十分配慮するようにしてください。

治療箇所に負担をかけないように噛むバランスを意識する

ラミネートベニアやクラウンを装着した治療個所は、天然歯よりも間違いなく脆くなっています。その部分で強く噛む習慣があると、大きな負担がかかって修復物が割れたり、外れたりすることがあるため、咀嚼は左右均等に行うようにしましょう。

定期的な歯科検診を受ける

修復物を装着した箇所は、汚れや溜まりやすかったり、経年的な劣化が起こりやすかったりします。こうしたトラブルは、大きな症状が現れるまで気付けないことが少なくないので、前歯の真ん中のへこみを治療した後も定期的に歯科医院を受診してください。3~4ヵ月に1回くらいの頻度で歯科検診を受けていれば、詰め物・被せ物の深刻なトラブルを未然に防ぎやすくなります。

まとめ

今回は、前歯の真ん中にへこみができる原因や治療方法、治療後の注意点について解説しました。前歯の真ん中にへこみができる原因としては、歯周病による歯茎・歯槽骨の吸収、歯並び・噛み合わせの異常、外傷による前歯の損傷、先天的な要因が挙げられます。

この問題を放置していると、審美障害や発音障害、咀嚼障害を引き起こすことがあるため、可能であれば歯科治療で改善するのが望ましいです。前歯の真ん中のへこみは、詰め物・被せ物による修復、歯列矯正などで改善できますので、関心のある人はまず歯科医院に相談してみましょう。

【参考文献】
・翼状捻転を伴う上顎中切歯の萌出障害に関する臨床的検討
・歯並びが気になる | 日本歯科医師会
・歯のトラブル | 日本歯科医師会
配信元: Medical DOC

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