〈『ぎょーナツ』でグループ全体の食品ロス削減へ〉
大阪王将は全国に約350店舗を展開し、毎日約5万皿の餃子を提供している。餃子は自社工場で製造され、冷凍餃子も含めて毎日大量生産されているが、その製造工程では皮の端が食品ロスとして発生する。これまでは飼料化することで活用していたが、この餃子の皮で新たな製品を生み出す社内プロジェクトとして誕生したのが『ぎょーナツ』だ。
餃子製造の様子
『ぎょーナツ』は、餃子の皮の端を冷凍のまま自社工場からグループ内カフェ・ベーカリー事業「R Baker」のセントラルキッチンへ輸送し、卵やバター、人気商品『お米のクロワッサン』の生地の端と混ぜ合わせて生地を製造。完成した生地を大阪王将の各店舗へ配送し、店頭で揚げて提供される。
「R Baker」のセントラルキッチンでは、毎日約55,000個分のパン生地を製造。餃子の皮同様、製造時に生地の端がロスとして発生する。この生地の端も使うことで、『ぎょーナツ』は、グループ全体の食品ロス削減につながるという。
餃子の皮の端をドーナツ生地に活用
販売は、道頓堀本店や稲荷町駅前店、フードコート店舗など、9店舗から開始した。今後は取り扱い店舗の拡大を予定している。

