猫は『長毛種と短毛種』でお世話の方法が違う?異なる3つのポイントや飼育のコツを解説

猫は『長毛種と短毛種』でお世話の方法が違う?異なる3つのポイントや飼育のコツを解説

3.部屋をキレイにする抜け毛対策

抜け毛と掃除機

3つ目の違いは、掃除の仕方です。

短毛種猫の抜け毛は短く、部屋の片隅やカーペットに溜まりやすいのが特徴です。基本的には掃除機で対応できますが、カーペットにへばりついた抜け毛に関しては、粘着ローラーやゴム手袋を使うと、キレイに除去できます。

一方、長毛種猫の長い抜け毛は、ふわふわと宙を舞うため、カーテンレールの上や壁、エアコンのフィルターなどに付着しやすくなっています。部屋をクリーンに保つためには、通常の掃除に加え、空気清浄機の併用が有効です。

抜け毛対策の空気清浄機には、最大適用畳数(30分間の稼働で室内を清浄できる範囲)の約2倍の機種を選ぶことが大事です。微細なアレルゲンを99.97%以上捕集できるHEPAフィルター搭載モデルは集塵力が高いので、購入する際のポイントにしてみてください。

以上見てきたように、短毛種猫の抜け毛は、部屋の角やカーペットなどの低いところ、長毛種猫は、家具の上などの高いところに溜まりやすくなっています。

短毛種であれ、長毛種であれ、猫の抜け毛は花粉やホコリと同様に、アレルギーの遠因になることもあるので、日頃からこまめな掃除を心がけましょう。

まとめ

キジトラを毛づくろいする長毛種猫

結論から言うと、長毛種猫、短毛種猫のお世話で大きく異なるのは、「被毛のお手入れの頻度」です。

短毛種猫は、換毛期を除いて週に1~2回ぐらいで間に合いますが、長毛種猫は、通常時でも最低一日おきのブラッシングが欠かせません。また、食物繊維が豊富に含まれる毛玉対策用フードも使うと、愛猫の健康維持にも役立ちます。

短毛種猫を飼う場合は低い場所、長毛種猫は比較的高い場所を重点的に掃除し、空気清浄機も上手に使って、飼い主さんは、清潔で健やかな環境づくりに努めてください。

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