愛犬が飼い主さんの膝の上に乗っていた理由は、とても愛らしいものでした。
飼い主さんが準備をしていると……
引用元:@center_haru_
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@center_haru_さんが投稿していた写真。飼い主さんの膝の上にちょこんと乗っているのは、愛犬・ハルちゃん(撮影時3才10カ月)です。
一見すると、まったりとした日常の一コマ。しかし、撮影時にはこんな出来事があったそうです。
飼い主さん:
「普段はハルをおいて長時間外出することはほとんどありません。ただ、この前日は私が半日外出していて、この日もいつもより早く起きて着替えていたんです。
ハルは『もしかして今日も出かけるのかも?』と感じ取ったのか、私がソファに座ったら膝の上に乗っかってきたんです。そこから5分以上立ち上がれない状態が続きました(笑)」

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お留守番かと思いきや、この日はハルちゃんも一緒のお出かけ。犬も入れる公園で開催されているイベントに行く予定だったそうです。
出発時間が迫り、「早く準備をしないと」と思いつつも、飼い主さんは葛藤していたといいます。
飼い主さん:
「『何がなんでも立ち上がらせない』とでもいうように、ぴったりくっついて体を乗せてくる様子がかわいくて。時間よりも、ハルが満足するまでこのままでいてあげたいという気持ちのほうが強くなっていました」

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その後、公園の広いエリアでは思いきり走ったり、散歩中の犬とあいさつをしたりと、のびのびと過ごしていたハルちゃん。

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紅葉の時期でもあり、「ハルと紅葉を撮りたい」という飼い主さんの希望にも付き合ってくれたそうです。
ハルちゃんは、飼い主さんの行動をよく見ているコ
引用元:@center_haru_
今回の出来事からもわかるように、ハルちゃんは飼い主さんの行動をよく観察しているタイプのコ。そんな様子が伝わってくる、こんなエピソードもありました。
飼い主さん:
「着替えるだけでは特に反応しないのですが、靴下を履き始めると『散歩だ!』とそわそわし始めます。部屋の中では靴下を履かないので、『靴下を履く=外に出る』とわかっているみたいですね」
普段から飼い主さんのことをよく見ているハルちゃん。飼い主さんは、そんなハルちゃんからの愛情を日々感じているようでした。
ハルちゃんは保護犬だった
引用元:@center_haru_
現在は飼い主さん夫婦のもとで穏やかに暮らしているハルちゃん。実は、保護犬として家族に迎えられたコでした。
出会いのきっかけは、飼い主さんの夫が何気なく見ていた里親募集サイトだったといいます。
飼い主さん:
「夫婦ともに犬好きで、いつか迎えたいとは思っていたのですが、なかなか決めきれずにいました。
そんなとき、なんとなく見ていた里親募集サイトで、夫が『このコだ!』と惹かれたコがいたんです。それがハルでした。少し困っているような、哀愁のある表情が印象的でした」
その日のうちに問い合わせをし、お見合いを経てトライアルへ。ほどなくして、ハルちゃんは正式に家族の一員となりました。

引用元:@center_haru_
ハルちゃんの性格について、飼い主さんは「少しビビりで、内弁慶なところがあるコ」と話します。ドッグランではなかなかお友達が作れず、「一対多数」だとグループの輪に入ることができないのだとか。
一方で、家ではとても甘えん坊な一面を見せてくれるそうです。
飼い主さん:
「いつか私たち以外の人にも馴れてくれたら、とは思います。でも、保護した団体の方から『全員に馴れなくても、家族に本性を見せられているなら大丈夫』と言ってもらえて。『このままのハルでもいい』と思えるようになりました」

引用元:@center_haru_
「ハルは家族なのはもちろん、もういなかったときが考えられないくらい欠かせない存在です」と話す飼い主さん。何気ない日々を大切にしつつ、これからもハルちゃんと一緒にさまざまな経験を重ねていきたいと話していました。
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写真提供・取材協力/@center_haru_さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
