ある日、道路を挟んで向かいのお宅の旦那さんが、「あなたのお子さんが石でうちの車にキズをつけた」と怒鳴り込んできました。
お向かいさんから罵倒!
もちろん、わが家ではそのようなことはしないようにしっかり躾けていますし、他所の車を傷つけるなんて絶対にしないと信じてもいました。現場を確認すると、たしかにそのとき子どもは外で遊んでおり、車にもキズが。そこで、相手方のドライブレコーダーと、わが家の防犯カメラを双方で確認してみることに。
なんと!犯人はカラスだったのです! 飛来しながら石を落としたものが、たまたまお向かいさんの車に直撃していたことが分かりました。
まさか、カラスが犯人だとは思いもしなかったので、お互いにびっくりしました。旦那さんも深く謝罪してくれたので安心しました。今後もこうした見守りカメラの必要性を強く感じた出来事になりました。もちろん、わが子にも念を押して遊ぶ際の注意事項をしっかり伝えました。
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子どもが関わるトラブルは、誤解から始まることも少なくありません。だからこそ、「記録がなくても誤解を防ぐ工夫」をしておくことが大切です。
たとえば、帰宅時間や遊ぶ場所を家族で共有しておく、外遊びの前後に「どこで何してた?」と軽く声をかけ、遊んだ後は玄関先で「今日もありがとう」と親が顔を見せる。こうした“見えるやり取り”が、もしものときに「ちゃんと見ていた」「確認していた」という信頼の証になります。
日常の会話と目の届く工夫でご近所の安心は守れます。 “監視”ではなく“見守り”の意識が、トラブルを遠ざけるいちばんの近道かもしれませんね。
著者:山田 望結/40代女性・主婦/義両親と同居中の2児のママ
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

