実はこの時期は、寒さ・忙しさ・ごちそうの重さが同時に押し寄せ、体力や体を温める力が不足しやすくなるんです。
そこで今年のクリスマスにおすすめしたいのが、薬膳の知恵を応用してチキンを活用する健康術。 食べ方を少し変えるだけで、冷えにくく、胃が軽く、翌朝すっきり過ごせるようになる…そんな方法を看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。
クリスマスにチキンを食べるメリットはたくさん!
冬は気温が低く、冷えやすいだけでなく、 仕事・家事・年末の予定で疲れが溜まり、体力が落ちます。さらにクリスマスは、スイーツやクリーム系の料理、揚げ物 など、冷やす・重い・油が多い食事が増えるため、胃腸の働きが鈍り、翌朝のだるさやむくみにつながるんです。
実は、チキンは薬膳で「エネルギーを補う(補気)」、さらに「体を温める力を補う(補陽)」食材として高く評価されています。牛肉・豚肉より消化の負担が少なく、 疲れていても受け入れやすいのが特徴です。
特におすすめなのが 骨付きチキン。 骨の周りにはアミノ酸やコラーゲンが豊富で、 胃腸をケアし、冷えにくい体作りを助けてくれます。
クリスマスにチキンを食べるのは、実は冬の体にとても合った食習慣と言えるのです。
骨付きチキンで「温めスープ」捨てずに二度おいしい
ローストチキンを楽しんだあとの「骨」は実は宝物。 捨ててしまうのはもったいないんです。鍋に水と骨を入れてコトコト煮るだけで、胃腸に優しい温めスープが完成します。ここに
・生姜(体を温め、巡りを良くする)
・ネギ(冷えに効く)
・ナツメ(血と気を補い、疲労回復が期待できる)
など好きな具材を加えるだけで、参鶏湯(サムゲタン)風の薬膳スープに変わります。
忙しくなる年末こそ、 体をいたわりながら美味しく食べられる一品。ぜひ試してみてくださいね。

