小学校が大好きで毎日楽しそうに通っていた息子。しかし、小学3年生の冬休みあと、急に「学校へ行きたくない」と言い出しました。はじめは、休み明けで気が乗らないだけだと思っていた私ですが、ある日ずる休みするまでに……。心配した私は夫に相談。夫が息子に話を聞くと、学校へ行きたくない理由があきらかになったのです。
息子が学校に行きたがらない理由




小学3年生の息子は学校が大好き。毎日下校後に学校であったことを楽しそうに話してくれます。
しかし、3年生の冬休みあと、急に「学校に行きたくない」と言い出しました。休み感覚が抜けていないだけだと思った私は「なまけないで、ちゃんと行きなさい」と無理矢理送り出すことに。
このやりとりが数日続いたある日の朝、とうとう「絶対行かない!」と学校をずる休み。学校で何かあったのでは……と心配になった私は、仕事から帰宅した夫にこのことを相談。
夫は「俺からちょっと聞いてみるよ」と言い、息子と2人でお風呂に入っていきました。お風呂からあがった夫に話を聞いてみると、保育園時代からずっと仲良しのAくんとけんかしてしまい、まだ仲直りができていないとのこと。息子は謝り方がわからないと言っていたそうです。夫が「ごめんねって、ひと言伝えるだけでも良いんだよ」と教えると、謝る勇気が出て学校へ行く気になったようでした。
次の日、学校から帰宅した息子が「ちゃんと謝れた! 昼休みにAくんと一緒にサッカーして遊んだ!」と、とてもうれしそうに話してくれました。それ以降、息子はまた楽しそうに学校へ通っています。
私は、「学校に行きたくない」と最初に言っていたときに、きちんと話を聞いてあげればよかったと後悔。学校のことに限らず、もっと息子と向き合い、寄り添うべきだと学んだ出来事でした。
著者:杉本加奈/3女性・主婦。3人の子どもの育児に奮闘しながらママライターとして活動中。趣味はコスメ集めとドライブで、休日は家族でお出かけするのが楽しみのひとつ。
作画:mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

