不動のトップ3!1位は「ビジネスの共通言語」
「来年こそはスキルアップしたい」「転職のために武器が欲しい」。そう考えているなら、まずはトレンドをチェックしてみましょう。CBTソリューションズが運営する『日本の資格・検定』が、818人を対象に行った最新調査から、2026年のキャリア戦略が見えてきました。
数ある資格の中で、トップ3に輝いたのは以下の通りです。
第1位は日商簿記検定でした。なんと6年連続のトップ! 経理職に限らず、営業や企画職でも「コスト感覚」は必須。どの業界でも通じる“ビジネスの共通言語”として、圧倒的な信頼を得ています。
第2位は宅地建物取引士(宅建士)でした。
不動産業界の必須資格ですが、実は金融や保険業界でも重宝されます。独占業務(その資格がないとできない仕事)があるため、転職市場での強さはピカイチです。
第3位はファイナンシャル・プランニング技能検定(FP)。「NISA」や「iDeCo」など、個人の資産形成への関心が高まる中、自分自身の生活にも役立つ知識として人気が定着しています。
AI時代だからこそ「IT基礎」×「専門性」
今回のランキングで注目すべき変化は、「デジタル・IT基礎資格」の重要度が上昇している点です。
「ITパスポート」や「基本情報技術者」といった資格が、エンジニア以外の職種でも評価されるようになっています。
生成AIなどのデジタルツールを使いこなすことが当たり前になるこれからの時代。
調査元はキャリア戦略の鍵として、「基礎スキル(簿記・ITなど)×専門資格(宅建・社労士など)」のかけ合わせが重要になってくると分析しています。
年末年始の休みは、将来のために「何を学ぶか」を考える絶好のチャンス。
まずは本屋で、気になった資格のテキストを立ち読みしてみることから始めてみてはいかがでしょうか?
(LASISA編集部)

