慢性色素性紫斑の前兆や初期症状について
慢性色素性紫斑は主に40代以上の中年に発症しやすい皮膚の病気です。下腿(膝から下のすね・ふくらはぎ)の前面に出現する点状出血と褐色斑(かっしょくはん)を特徴としています。
初期症状は色素沈着程度ですが徐々に症状が進行し、慢性化・悪化しやすい病気です。また再発もしやすく、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返します。
ただし慢性色素性紫斑は自覚症状が出ないケースが多く、自覚症状が出たとしても少しかゆい程度のことも多々あります。症状が進行しても皮膚のみの病変で、粘膜や全身の臓器から出血することはありません。
慢性色素性紫斑の検査・診断
慢性色素性紫斑の多くは特徴的な見た目から視診によって診断されます。しかし、リンパ腫の菌状息肉症と見た目が似ていることから、必要に応じて鑑別のための検査が行われます。
慢性色素性紫斑と菌状息肉症は生検や血液検査で鑑別ができます。慢性色素性紫斑の検査では、凝固機能など血液検査で異常がみられないことが特徴です。生検検査では真皮上層にリンパ球の浸潤があり、赤血球も血管外に漏れている所見が観察されます。
進行した菌状息肉症の場合、血液検査において白血球やリンパ球などの検査をすると異常がみられ、生検では腫瘍組織がみつかるでしょう。そのほか菌状息肉症では範囲の広さを確定するためにCTなどの画像検査も有効です。

