欠席理由を私のせいにする夫
「俺のことばっかり言うけど、由美子だって俺の親に全然会いに行かないだろ?そういう態度だから信頼関係ができなかったんじゃないの?」
哲司がそう口にした時、私はカッとなりました。
「いい加減にしてよ。夫にどれだけぞんざいに扱われていても、義両親には媚売って仲良くしないといけないってこと?」
彼の顔は、図星をつかれて歪みました。彼はもう何も言い返せません。
親を裏切ってまで再構築を選び、一から準備を進めてきた結婚式。その一歩手前で、まさか義実家からこんな形で拒否されるなんて。私はもう、この結婚生活に、1ミリの希望も見出せなくなっていました―――。
あとがき:最後の希望を打ち砕く「欠席」の二文字
由美子が親を裏切ってまで守ろうとした結婚生活は、最後の希望であった結婚式で、義実家からの「欠席」という形で拒否されます。この欠席の裏には、哲司が由美子を実家に連れて行かなかった、つまり「隠していた」という裏切りが隠されていました。
由美子の両親と義実家の冷酷な対応の対比が鮮烈です。この温度差こそが、由美子にとって「もうこの結婚生活に希望はない」と確信させる決定打となりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

