
mamagirlで2024年11月に公開され、SNSを中心に注目を集めた漫画「彼の実家へ結婚挨拶!」。実際にネット上で見かけたエピソードをヒントに制作された本作は、「それはナシでしょ…!」と思わず声が出る展開が共感を呼んだ。今回は、物語のプロットを手がけたmamagirl編集部・梅田さんと、作画を担当した瀬戸うなぎさんに、結婚あいさつを“サプライズ”にしてしまう男性の価値観や、作品に込めた思いについて話を聞いた。
■「親には言ってないけどサプライズで行こう!」軽すぎる一言に募る不安



交際1年半、婚約中のミホは28歳。新居用に見たソファが気になりつつも、まだ彼氏・ケイタの両親に結婚のあいさつをしていないことが引っかかっていた。人生の節目となる結婚だからこそ、順序は大切にしたい。そう考えるミホに対し、ケイタは終始楽観的だった。「うちの親が反対するわけないよ」と笑い、少し前にはミホの両親に「一生幸せにします」と約束までしているという。その自信満々な様子に、ミホは小さな違和感を覚えながらも言葉を飲み込んでいた。
ケイタの両親について尋ねると、「母ちゃんが強くて、父も俺も逆らえない」とどこか他人事のように語る。数日後、ふたりはケイタの実家へ向かう電車に乗り、ミホが「今日のこと、ご両親は何か言ってた?」と確認すると、返ってきたのは予想外の言葉。「まだ言ってないんだよね。サプライズ結婚あいさつ!」。冗談のような口調に、ミホの頭は真っ白になる。結婚あいさつを“演出”として扱う感覚も、親への配慮が感じられない姿勢も、どうしても受け入れられなかった。
■次の駅で下した決断「この人とは無理!」
電車が次の駅に差しかかったとき、ミホは席を立った。慌てて止めるケイタに向かい、「結婚あいさつでサプライズする人とは結婚できない」とはっきり告げてホームに降りる。勢いではなく、積み重なってきた価値観のズレに気づいた結果だった。その後ミホは、冷静に考えた末に婚約を解消する決断を下す。大きなドラマはなくても、自分の人生を守るためにきっぱり線を引いた選択だったと言えるだろう。
本作は、SNSなどで実際に見かける結婚トラブルをヒントに制作された創作漫画だという。プロットを担当した編集部は「最後は読者にもスカッとしてもらえたら」と語り、作画を手がけた瀬戸うなぎさんも「結婚あいさつのサプライズは“なし”」と主人公に強く共感する。相手や家族への敬意が欠けた行動に違和感を覚えたら、それは立ち止まるべきサインなのかもしれない。
取材協力:mamagirl編集部・梅田/瀬戸うなぎ
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