ご自身や家族が子宮頸がんの手術を受ける場合に、費用が気になる方もいるのではないでしょうか?どの程度の手術費用になるのか知っておくと、事前に資金面の準備ができます。
1人では動きづらくなる手術や入院を予定している方は、事前の準備や家族・友人の協力が欠かせません。
今回は子宮頸がんの手術費用について解説します。治療方法や手術後の経過、生活上の注意点について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

監修医師:
馬場 敦志(宮の沢スマイルレディースクリニック)
筑波大学医学群医学類卒業 。その後、北海道内の病院に勤務。 2021年、北海道札幌市に「宮の沢スマイルレディースクリニック」を開院。 日本産科婦人科学会専門医。日本内視鏡外科学会、日本産科婦人科内視鏡学会の各会員。
子宮頸がんとは?
子宮頸がんとは、子宮の入口である子宮頸部に発生するがんです。
子宮頸がんを発症する年齢層のピークは30歳代後半で、20〜30歳代の若年層の罹患者も増えています。
子宮頸がんは子宮頸部の粘膜上皮から発生し、細胞の間質側に広がったものが進行性の浸潤がんです。
ほとんどの症例で性的接触によるヒトパピローマウイルス、いわゆる
HPV感染が原因とされています。
HPV感染が持続した人のごく一部が、数年以上をかけて前がん病変から子宮頸がんになります。
早期に発見できれば治療しやすく、予後の良好ながんです。しかし、早期の段階では自覚症状がほぼありません。
症状がなくても、定期的な子宮頸がん検診の受診が重要です。
子宮頸がんの手術費用
子宮頸がんの手術費用は、術式によって異なります。
また、術後の経過や合併症によっては目安以上の費用が必要になるケースもあります。
手術費用の目安と相場
医療費の自己負担額が3割の場合、手術費用の目安は、円錐切除術が100,000円以下、子宮全摘術が200,000〜300,000円です。
一般的な手術内容で予定通り退院できた、と想定した費用の目安になります。費用には、食事代や室料などは含んでいません。
保険適用の有無と自己負担額
子宮頸がんの腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術は、保険適用とする病院と自由診療になる病院があるので注意が必要です。
保険適用とする病院は、日本産婦人科学会のホームページにて施設名が公開されています。前がん病変に実施するロボット支援下腹腔鏡下子宮全摘術は、保険適用となりません。
保険適用にならない手術の費用は、数十万円〜数百万円になるケースもあります。

