子どもたちの挑戦が加速!SAILが「ジュニア起業チャレンジ!アドバンス」を開催

「やらされる学び」から「自分からやりたい学び」へ


当日は、子どもたちが自ら考えたアイデアを、事業として成立させるために何度も言葉を磨き、数字や根拠を整え、「大人に伝わる形」に仕上げていく姿が印象的だった。

特に融資面談の時間では、限られた時間の中で「誰のどんな困りごとを、どう解決するのか」「なぜ実現できるのか」を問われ、緊張感のあるやり取りが生まれた。


終了後には、参加者から「もっと続けたい」「次は商品化までやりたい」という声が多数あがった。「やらされる学び」ではなく、「自分からやりたい学び」へ切り替わる瞬間が、会場のあちこちで起きていた。

単発イベントから「地域の挑戦インフラ」を目指す


SAILは、今回の成功を一過性にせず、次の3つを柱に拡大する。1つ目は、協賛企業との共創拡大(CSR/CSV・次世代人材育成)。

企業名を冠した賞の設置や審査員参加、メンター参加のほか、企業課題・地域課題をテーマにした「探究×ビジネス」設計、地域の教育・人材育成としての対外発信(広報支援)を考えている。


2つ目は、自治体連携への発展(教育・産業振興・シティプロモーション)。具体的には県・市町村の地域課題を題材にしたアントレプログラム化、公民連携モデルとしての実証・横展開(学校・公共施設・拠点活用)、地域企業・金融機関・教育機関を巻き込むエコシステム構築などだ。

SAIL代表取締役 石井 龍生(いしいりゅうき)氏

3つ目は、継続伴走の場「LIGHTHOUSE」への接続(成果創出・起業家育成)。イベントで芽生えた「もっとやりたい」を受け止め、起業ラボ「LIGHTHOUSE」で商品化・販売・発表まで継続伴走する。2026年3月末には販売会(発表・販売の場)も予定しており、学びを社会実装へつなげる。

SAILによる地域のための活動に注目しよう。

実践型起業ラボ LIGHTHOUSE公式サイト:https://sail-lighthouse.com
SAIL公式サイト:https://sail-voyager.com

(佐藤 ひより)

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