「サイゼリヤ行ったらハッピーエンドになった話」――そんなエッセイ漫画が、X上で共感と感動を呼んでいる。

作者:鶏南蛮(@akagocawaii)さん
漫画を投稿したのは、Xユーザーの鶏南蛮(@akagocawaii)さん。ワンオペ育児に加えて本格化した2歳児のイヤイヤ期に、心身ともに限界を迎えたある金曜日の出来事を描いた作品だ。
物語は、保育園の帰り道から始まる。
号泣する我が子をなんとか車に乗せ、「今から帰ってごはん作って...おふろ入れて...」と絶望的な夜の家事タスクを思い浮かべるお母さん。時計はすでに18時半。そんな中、ふと目に入ったのが「サイゼリヤ」の看板だった。

「サイゼだ...しばらく行ってないな」
一瞬の迷いの末、ハンドルを切ったその行動が、すべての転機となる。
イヤイヤフルスロットル、からの

車内では「ヤダ!」「ナンデココトメタノオ!」とイヤイヤフルスロットルの2歳さん。しかし、母が振り返り「ポテト...食べたくない?」と呟くと......。

「タベルゥ!!」と一瞬にして機嫌を取り戻す。
今まで真っ暗だった背景も明るい黄色に。二人の気持ちが一気に上向きになったことが伺える。


そしてサイゼリヤの席に着くやいなや、お子さんのテンションは爆上がり。2歳の小さな体で、ドリンクバーも見事に使いこなす。その顔に浮かぶのは、輝く笑顔。さっきまでのイヤイヤが嘘のよう!
おいしい、楽ちん、そして安い!
その後も、ポテト、小エビのサラダ、コーンスープと、テンポよく運ばれてくるメニューに親子の顔はゆるみっぱなし。

「ぜ、全部うま~い...シェフを呼んでくれ......」
思わず笑みがこぼれるほどの味に、母の疲弊した心と体が癒されていく。

しかも、ここはファミレス。食べるだけ食べたら、あとはお支払いして帰るだけ。お片付けも、洗い物もやらなくていいのだ。なんて、楽ちん!

さらに、会計は驚きの1400円。大満足で、2人は店を後にする。
