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家庭雑誌『家の光』の栄養たっぷり養生レシピ♪
農家向けの月刊誌『家の光』は、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介しているJAグループのファミリー・マガジンです。創刊はなんと、大正14年（1925年）。100年の歴史があるんです！
本日は、『家の光』2021年1月号の別冊付録「カラダにおいしい 症状別 養生レシピ」の中で、料理研究家・管理栄養士・ダイエットコーディネーターの牧野直子さんが紹介していた、「アサリとサバのワイン蒸し」を作ります。アサリのワイン蒸しはよくありますが、サバも加えるなんて、贅沢ですよね。
ちなみに、”カラダにおいしい養生レシピ”ということで、栄養面をみると、サバとアサリには、酸素を全身に運んで血行をよくし、疲れを取る働きがあるという「鉄」などが、ミニトマトには、筋肉の働きを助ける効果が期待できる「カリウム」などが含まれているそうですよ。
では、作ってみましょう。
塩なしで!?「アサリとサバのワイン蒸し」を作ってみた！
材料と作り方はこちら。
【材料】2人分
アサリ（砂出し済み）…200g
サバ…2切れ(200g)
にんにく（薄切り）…1かけ分
ミニトマト…10個
[A]
白ワイン…1/4カップ
水…1/4カップ
今回は分量を半分にして作ります。サバはサイズが小さかったので、2切れで100gでした。
【作り方】
1. アサリは殻をこすり洗いし、水気を切ります。
サバは皮目に斜め十字の切り目を入れます。
2. フライパンにオリーブオイル大さじ1(分量外)、にんにくを入れて弱火にかけ、にんにくが色づいたら取り出します。
3. サバを2に入れ、中火で両面を焼きます。
両面トータル3分ほど焼きました。
4. アサリ、ミニトマト、白ワイン、水を加えてフタをし、アサリの口が開くまで蒸し焼きにします。
フタをして3分ほど加熱すると、こんな感じ。
今回、小ぶりのアサリだったので、身も小さめ（笑）。
5. 4を汁ごと器に盛り、にんにくとみじん切りしたパセリ（分量外）を散らして出来上がり。
調理時間は10分。あっという間にできました。とっても簡単♪
塩もこしょうも使わず、味付けは白ワインだけ。この白濁したスープにアサリやサバ、ミニトマトの旨味がギュッと詰まっているわけですね。
では、いただきます！
おいしーーーい♪
塩もこしょうも使っていませんが、味に物足りなさはなく、素材の旨味がダイレクトに堪能できます。
サバは脂がのって、しっとり＆ふっくら。
白ワインで蒸したことで、サバの臭みもありません。
シジミかよっ！とツッコミたくなる小ぶりのアサリですが、ぷりぷりした食感。旨味も十分です。
サバとアサリの旨味に、個性派のにんにくとパセリがいいアクセントをつけてくれて、味が引き締まります。
そして、ミニトマト！
やわらかく蒸されたミニトマトは、噛むと、トマトの甘い果汁と魚介の旨味を含んだスープがジュワッと溢れます。最高です。皮はちょっと気になりますけどね。
ということで今回は、アサリと脂がのっておいしいサバを使った「アサリとサバのワイン蒸し」を作りました。調味料をいろいろ使わず、食材の旨味と栄養が溶け出た汁ごといただける、おいしい一品でした。材料もシンプルで10分もあれば作れるところも魅力です♪
牧野直子さん プロフィール
管理栄養士、料理研究家、ダイエットコーディネーター。女子栄養大学卒業。大学在学中から栄養指導や教育に携わる。体にやさしく元気になるレシピや、健康的なダイエット方法などを提案し、テレビ、ラジオ、雑誌、書籍、ウェブサイトや料理教室、講演などで幅広く活躍。 「スタジオ食」代表。著書に 『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』（日本文芸社）、『冷凍・冷蔵がよくわかる食材保存の大事典』（池田書店）、『子どもがダイエットに一生悩まなくなる食事法』(KADOKAWA) などがある。
