編集部まとめ
多発性脳梗塞は、同時にたくさんの脳梗塞が起きている、または脳梗塞を何回も繰り返している状態を指す言葉です。多発性脳梗塞が見つかった場合、体質的に脳梗塞が起きやすい状態になっていると言えます。一つひとつの脳梗塞はほとんど症状がない場合でも、脳梗塞を繰り返していくうちに、物忘れなどの認知機能低下や、物事を考えたり情報を処理したりする能力の低下が進んでしまいます。そのため、多発性脳梗塞を予防することと同時に、多発性脳梗塞と診断された場合は、その原因を調べ、今後脳梗塞が増えないように対策を立てることが必要です。
多発性脳梗塞では特に予防が重要となりますので、適度な運動やバランスの取れた食事などによる生活習慣病の予防、定期的な健康診断、そして異常が見つかった際には適切に医療機関を受診し、必要に応じて治療を受けることを心がけましょう。
「多発性脳梗塞」と関連する病気
「多発性脳梗塞」と関連する病気は8個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する病気
高血圧糖尿病高コレステロール血症
メタボリックシンドローム脳梗塞認知症心房細動
内頚動脈狭窄症
脳梗塞の原因の多くは、生活習慣病や不整脈であるため、日々の生活習慣の改善や定期的な健康診断の受診を継続するようにしましょう。
「多発性脳梗塞」と関連する症状
「多発性脳梗塞」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
物忘れうまく話せない/話しにくい
手や足に力が入らない
歩きにくい
体が傾く
集中力低下
一つひとつの脳梗塞はほとんど症状がない場合でも、脳梗塞を繰り返していくうちに、脳機能全体が低下することがあり、物忘れや集中力の低下、日常生活動作がうまくいかないなどの症状が徐々に進むこともあります。
参考文献
脳卒中治療ガイドライン2021(脳卒中治療ガイドライン2021)
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