虹の橋を渡ったカメラマン猫

画像はイメージです
カメラを装着することで、意外な発見もありました。写真から、Cooperが何時間もドアの外で飼い主の帰宅を待っていたことがわかったのです。そこで夫妻は首輪に赤外線装置を取り付け、Cooperだけが自由に出入りできる猫用ドアを設置してあげました。
2008年から2009年にかけての真冬のある日、Cooperはカメラをつけずに帰宅しました。どうやらケースから落ちてしまったようです。すぐに代わりのカメラを業者に用意してもらい、撮影が続けられるようにしたといいます。
それから約3ヵ月後、近所の人が庭で見つけた以前のカメラを持ってきてくれました。これは修理されて再び使えるようになったといいます。「被写界深度」が浅い古いカメラのほうが、よい作品が撮れたのです。
2019年に15歳になったCooperは、腎臓を患うようになりました。翌年1月には病状が悪化し、残念ながら虹の橋を渡ってしまったのです。
Michael さんは「彼のユニークで社交的な性格は、周囲を魅了しました。この猫は家族の一員としてとても愛されました。写真撮影の冒険を続けながら、この世界を猫の目線で捉え、わたしたちに紹介してくれたのです」と語っています。

