服や靴は、体に合ったものを
いつでもピッタリの服や靴。とまではいきませんが、できるだけお子さんの体に合った服や靴を着せるようにしましょう。
例えば靴が大きい場合には、歩くたびにかかとから足が出てカポカポになってしまい、靴が脱げてしまいます。逆にキツイと、足が痛くなったり爪が変形することもあります。袖が長い服だと手が隠れてとっさのときにものを掴めないですし、裾の長いズボンはかかとで踏むと滑る原因になります。逆に小さい服の場合は、ズボンがピッタリすぎて可動域が狭く、走ったときにこける原因になります。
靴が大きい場合は、靴底を敷けばよい場合もありますし、「この服少し大きいな」と思う場合には、袖口や裾を折り返した状態にしていただくと助かります。
子どもの身体に合った服は、着心地が良いだけでなく「安全」にもつながります。
外出するときは、明るめの色を取り入れても
今回のテーマから、少しだけ外れるかもしれませんが、最近姉と連絡を取っていて気付いたことがありました。ある日、姉が孫と雪の残った道路であそんでいる写真を送ってくれました。雪が積もった後に、車のタイヤの跡が残っているアスファルトの道路を想像してください。その道路に全身黒っぽい服を着た子ども(孫)。姉は「子どもには派手な色を着せなあかんな」とポツリ。それくらい、周りの景色と同化していて、一瞬子どもがいることを認識できませんでした。
その写真を見てから、何となく意識し始めた私。先日、全身白っぽい服を着ているお子さんがお母さんと歩いていたのですが、昼の光で何となく道路も白っぽくなっていて一瞬子どもの姿を認識できませんでした。
子どもと外出するときには、帽子や靴など、どこかワンポイントでもよいので目立つ色の入った服などを着せると、周りから認知されやすく安全なのかな?と感じました。
ほんの少し、子どもの身だしなみを整えるだけで、子ども自身が安全に快適に活動することができます。少し、意識してみてくださいね!
作画/はたこ
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

