日本流行色協会が選定した2026年の色は、“心満ちるハートフェルトピンク”に決定!


日本流行色協会(JAFCA)は、翌年を象徴する色1色として、「2026年の色」を「心満ちる ハートフェルトピンク(Heartfelt Pink)」に選定した。

流行する色は時代のムードを敏感に反映

日本流行色協会は、1953年創立以来、産業界に向けたカラートレンド予測情報の発信やコンサルテイングなど、カラーに関する様々な活動を行っている団体。

毎年1回、12月に「時代の色—メッセージカラー」として、翌年を象徴する色1色を発表している。流行する色は、「その時代の生活者の“気分”=時代のムード」を敏感に反映しており、その色と気分の関係を広く知ってもらい、色への関心を高めることを目的にしている。

2015年からはじまり、今回で12回目。単に来年流行する色という意味ではなく、また特定の商品分野に向けたものではなく、その年の人々の心や考えを表す色であり、世の中にむけたメッセージとして「時代の色-メッセージカラー」を選定している。

人の気持ちが「静」から「動」へ移行する年に

生活不安が長期化している今、安心・安全を求め、余計な刺激を避ける心理から、安定感のあるベーシックカラーや癒やし感のある淡い色が好まれている。一方で、2025年に開催された大阪・関西万博や日本初の女性首相の誕生は、小さな動きの芽として停滞ムードに変化をもたらした。それをきっかけに、2026年は人々の気持ちが「静」から「動」へ移行する1年となると予想される。

また、ほとんどの物事がスマートフォンを通した疑似体験で完結するようになり、実際の体験が特別なことになってきている。身体を動かし、そこで出会った人と直接コミュニケーションをとり、感情に刺激を受けるという「動」的な要素が、心身の充足に寄与するのではと、改めて実体験の価値が見直されている。

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