結婚式の準備を進める中、由美子は体調不良に見舞われる。医師から重度のストレスと診断され、体が悲鳴を上げていることを悟った由美子は、今後のことを改めて考え直して―――。
結婚式の準備すらしんどい
義実家からの欠席の連絡の後も、時間は止まってくれませんでした。
「どうするんだよ、式は…もう来月だぞ」
哲司は焦るばかりで、具体的な解決策を何も提示しません。「今さら挙式なんて」という両親に、なぜ自分と妻の関係性が悪化してしまっていたのかを正直に話し、出席をお願いすべきだと思うのですが、それはどうしてもプライドが許さないようです。つくづく自分本位な人なんだとガッカリしました。
その週末には、式場での最終的な打ち合わせと試食会が予定されていました。すでに他のゲストの方々には招待状を送り、返事もいただいています。私たちの式を心待ちにしてくれている友人や親戚がいるのです。
そんな大切な人たちの顔を思い浮かべるたび、私は、もうしんどくて仕方ありませんでした。打ち合わせの最中、プランナーさんの声が、急に遠く聞こえたり、途切れたりすることが増えました。
「由美子さん?何か、お顔色が優れませんが…」
プランナーさんにも心配され、パートにも支障が出始めた私は病院を受診することにしました。
身体に異変を感じるように
私は総合病院を訪れたのですが、身体的にはどこも悪くないようでした。
「おそらく心労・ストレスによるものでしょう。顔色もよくないですよ。眠れていないのではありませんか?」
私は診察室で図星を突かれ、ただ泣きました。この結婚が、私の心と体を壊し始めている。再構築で楽になるどころか、もっとひどくなっている。
「再構築のために挙式しなきゃと思っていたけど、こんな形で結婚を続けることが、本当に私の人生のためなのかな…」

