
「シュークリームにはまだまだ可能性がある。私たちが培ってきた技術と想いを、もっと多くのシーンで多くの方々にお届けしたい」。そうした考えから、同社は“新たな挑戦”を決意。満を持して発表したのが、新スイーツブランドの「デセール・シュー」だ。商品は、「シューもっち」(3個入760円~/販売温度:常温)、「パヴェ・ド・シュー」(5個入825円~/販売温度:常温)、「ムームーシュー」(3個入1080円/販売温度:冷蔵)の3種類をラインナップする。

“手のひらサイズのデセール”「シューもっち」は、クラッシュナッツをトッピングして焼き上げたクッキーシューの中に、ジャンドゥーヤとおもちを詰め込んだ一品だ。シューの優しい食感のあとに、ジャンドゥーヤの濃厚でなめらかな口溶けと、もっちりとしたおもちの食感を楽しめるのがポイント。同社開発担当者は、「これにはかなりの時間と労力と情熱を注ぎました。ジャンドゥーヤの下におもちを詰めて、クッキーシューを焼いているので、とても難しい技術を使っているんです。シュークリーム専門店『ビアードパパ』でのノウハウがあったからこそ作ることができた…と言えます」と胸を張る。



“フルール・ド・セル=塩の花”と呼ばれる南仏カマルグ産の完全天日塩を使用した「パヴェ・ド・シュー」は、塩キャラメルの濃厚で深みのある味わいと、驚きの口溶けに出合える焼菓子だ。職人たちが丁寧に炊き上げたキャラメル&アーモンドスライスをシュー皮に合わせ、香ばしく焼き上げているという。同担当者は「わかりやすく言うと“シューラスク”なのですが、このシュー生地は、この商品のために開発したものなんですよ。程よく塩味が効いているので、甘いものが苦手な方にもおいしいと感じていただけると思います」と説明する。


そして、フランス語で“柔らかい”という意味を持つMOU(ムー)という言葉を使った商品「ムームーシュー」は、まるで雲のようなもっちり食感のシュー生地がポイント。その生地に、ミルク感たっぷりのクリームを包んでおり、フレーバーは「キャラメル」「ストロベリー」「抹茶」で展開する。同担当者は、「『ビアードパパ』で人気だった夏向けの商品をベースにして、それをさらに進化させたものなのですが、『あ、あれの進化系かな?』と、わかる方もいるかもしれません」と話す。


「デセール・シュー」のこれらの新商品を携えてギフト市場に本格参入するDAY TO LIFE。発表会の最後に、「『どこにでも連れて行けるシューを作るんだ』という想いで作りました。ブランドの名前『デセール・シュー』のデセールという言葉は、フランス料理では最後に出てくる特別なひと皿のことを指します。ですので、普段は身近に気軽に食べていただいているシューを、特別な日の特別なひと皿に使っていただけたら…と考えています」と付け加えていた。

取材・文=平井あゆみ
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

