食道がんのセルフチェックについてよくある質問
ここでは「食道がんのセルフチェック」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
セルフチェックで食道がんの早期発見は可能ですか？
食道がんは初期症状が出にくく、症状が出ても軽度で早期発見しにくいといわれています。しかし、近年内視鏡診断技術が進歩しており、内視鏡検査で早期発見できる可能性があります。早期発見のためには、セルフチェックで気になる症状があれば早めに検査を受けることが大切です。また、定期的な健診・人間ドックも重要です。
食道がんは遺伝しますか？
親が食道がんだからといって、子どもに遺伝するとはいい切れません。がんの原因遺伝子が親から子へ受け継がれることはあります。BRCA2というがん抑制遺伝子の変化があると食道がんのリスクが高いといわれていますが、変化した遺伝子を受け継いだからといって必ずしも発症するわけではありません。ただし、食道がんになりやすい体質が遺伝する可能性はあります。エタノールやアセトアルデヒドを代謝する酵素の働きが弱い体質は生まれつきのもので、親から子へ遺伝する可能性があるでしょう。
編集部まとめ
食道がんは初期症状が乏しく、発見が遅れやすいといわれています。
しかし、なりやすい方の特徴を知り、セルフチェックで該当する症状がないか確認することで早期発見できる可能性があります。
食道がんは、早期発見・早期治療が大切です。
食道がんになりやすい人の特徴のお持ちの方は、無症状でも一度胃カメラの検査などの受診をおすすめします。
