
寒さが厳しい季節、体の冷えが気になる人は、足元を温めるグッズを活用しながら、生活習慣を見直してみて! 今回は、毎日の暮らしに取り入れやすい“温活テク”をご紹介。冬を快適に過ごすための習慣づくりに役立ててください。

教えてくれたのは▷川嶋 朗先生
医学博士。統合医療SDMクリニック院長。神奈川歯科大学大学院特任教授。自然治癒力を重視し、近代西洋医学と補完代替医療を統合した医療を実践。冷え取り研究の第一人者として「温活」の重要性を説いている。
食事中

不調があれば、常温以上のものを
体が冷えていて不調がある場合は、冷たい食品は避け、常温のものを。それでも不調が改善しないときは、体温よりも高いものをとりましょう。体を温める食材なども取り入れて。

早食いNG!よくかんで食べて
よくかむことは脳の視床下部を刺激し、「食事誘導性熱産生」を高めます。これは、消化・吸収のときに消費されるエネルギーのこと。食事によって熱を生み出し、体温を上げることをサポート。

ビタミンB群でエネルギーをつくる
ビタミンB群は、糖質や脂質、たんぱく質の代謝を促す補酵素。食事中に補うことで体を動かすためのエネルギーをつくり出すほか、食事誘導性熱産生(食事による熱産生)を高める助けも。
運動中

スクワットで大きな筋肉を鍛えよう
筋肉は熱を生み出す最大の器官。体温を上げるには、筋肉を鍛えて代謝を高めることが有効です。スクワットは下半身の大きな筋肉群を鍛えることができるので代謝アップに効果的。

体を温める有酸素運動もおすすめ
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血行を促して体を温める効果があるのでおすすめです。大股で速歩きをするなど、筋肉に少し負荷をかけるような強度で行なうと◎。

マッサージで気持ちよく血行促進!
マッサージによって筋肉にたまっていた血液が心臓に戻されると、今度は心臓からたくさんの新鮮な血液が送り出されます。結果的に全身の血の巡りの改善につながり、温め効果が期待できます。

