出演者募集概要
参加対象は、新宿区在住もしくは来訪する日本人と外国人で、国籍・年齢は問わない。出演者の参加費は1,000円。
曲のテーマは、「楽しい想い出の曲」「幼い頃よく聴いていた曲」「ふるさとを思い出す曲」など。歌唱音源を録音し、ファイルを添付のうえメールまたはLINE(@199ldfnl)で応募可能だ。
開催背景
新宿区には、約130の国・地域から4万人を超える外国人住民が暮らしており、区民全体の約13％を占めている。この多様性はまちの大きな魅力である一方で、外国人住民と日本人住民の交流機会の少なさや、相互理解の不足といった課題も指摘されている。
新宿区の多文化共生実態調査(※1)では、外国人住民が日常生活で困っていることとして「ことばの壁」「友人が少ないこと」が多く挙げられ、外国人の半数以上が「日本人とつき合いがない」と回答。その理由としては、「話しかけるきっかけがない」「交流する場がない」といった声が目立った。
また、日本人高齢者の孤立が社会問題となる中、外国人高齢者の孤立も深刻化。言語や文化の壁、地域との接点の少なさにより、社会から孤立しやすい状況が生まれているという。
一方で、同調査では、日本人・外国人双方の50％以上が「偏見や差別をなくすためにはお互いの文化を知ることが必要」と回答しており、文化理解の重要性について共通認識があることも明らかになった。また、「お祭り・イベント」への関心も高く、交流のきっかけとなる場を求めていることがうかがえる。
こうした背景を踏まえ、日本国際親善協会は、「お祭り」「イベント」というキーワードに着目し、音楽を通じて自然に人がつながる国際交流の場として、「こころのうた」を企画した。
