
前作に引き続き、『義母クエストリターンズ』の内容はAmeba公式トップブロガー・かづ(@kadu0614)さんの実体験に基づいたもの。今回は、原案者のかづさんと迫力ある作画でストーリーの魅力を引き出している漫画担当の赤星たみこ(@tamikong)さんに、大掃除について話を聞いた。
2人の息子が独立し、現在は夫と猫と穏やかで満ち足りた生活を送る還暦を迎えた主婦・かづさん。しかしこの幸せな生活を手に入れるまでには、壮絶な闘いの日々があったという。
看護学生だったかづは、病院実習中に患者だった秋彦から好意を寄せられ、付き合い始めてすぐに結婚を決意。秋彦は反対する親と縁を切ってまで結婚したはずなのに、なぜか新婚早々、義母は毎日のように家にやってきて粗探し。挙句の果てには、「気に入らないから」と家にあるカーテンや下着をズタズタに切り刻むなど、陰湿な嫁イビリをするように。そんな義母に、かづは「絶対に負けない!」と立ち向かっていくが…。



――今年も残すところあとわずかとなりました。年末と言えば大掃除ですが…大掃除のコツなどがあれば教えていただけますでしょうか。
【かづ】赤星先生のSNSを拝見するようになってから、石鹸をよく使うようになりました。そして100円ショップで売っているセスキとアルカリ電解水はよく使います。とにかく年末はおせち料理づくりがありますから掃除は予定を立てて、ガスレンジはこの日まで、レンジフードはこの日…と着実に進めて行きたい派なんですね。
ところがやっとひと通り掃除が終わって、さあおせちにかかりましょうかというところで夫の仕事納め。夫が帰宅し晩御飯を食べながら、「明日は朝からこことここを拭き掃除して掃除機かけて…」と言い出すんです。「えっ?そこはやったよ?」と言うと、「もう一回ざっとひと通り掃除するから」と言います。要は夫が納得いかない限り、掃除は終わらないんです。
夫は掃除だけでいいでしょうけど、私は普段の食事に合わせておせち料理も作るんですから目が回る忙しさです。今では私は料理に専念し、掃除は夫が担当するようになりました。大掃除のコツと言っては何ですが、いかに夫が頑張ってくれるか仕向けることですね。だって何度も言いますが、夫は掃除だけでいいでしょうけれど、私は3度の食事と買い物に、洗濯もあるんですから。ちなみにここ5年くらいは、夫に「お掃除ボーナス」と言って5000円渡しています。とてもよく動いてくれます(笑)。
【赤星たみこ】私の掃除のコツは、目標をできるだけ低く設定することです。完璧にやろう!と思わず、「ほこりが見えなきゃいいや」くらいの軽い気持ちで掃除をすると、あまり苦にならないと思います。そのために日頃から、本棚や机の上、テレビの裏、窓の桟など、週に1~2回(いや、月に1回でもOK)はハタキをかけてほこりがたまらないようにしています。
――年末の大掃除が大変にならないよう、普段から心掛けていることなどがあれば教えてください!
【かづ】世の親御さん方も同じでしょうが、自分が心掛けたところで出したら出しっぱなしで使ったら使いっぱなしの家族がいると神経がすり減ります。片付けても片付けても瞬時で出しっぱなしで使いっぱなしになる我が家の犯人は夫なんですが、昔は「それもこれも全部きれいに片付けるのが主婦の仕事!」と言い張って全く片付けない。
片付けないくせに部屋が散らかっているのは気に食わないので、義母に似て粗探しの達人でした。最近は頑張って張り切りすぎるとへたばるので、ミニマリストには程遠いですができる限り物を増やさないようにしようと思っています。掃除をする際に物を移動させるのって、地味に面倒くさいですからね。
【赤星たみこ】先ほどの大掃除のコツのところでも話しましたが、普段から「ホコリをためない」ことを心掛けています。気が向いたときにハタキでホコリをはたいておくだけで、年末の大掃除がすごく楽になると思います。ハタキはホコリを舞わせるだけと思っている人が多いのですが、実は「ホコリを固まらせない」という効果があるんです。びっしりたまったホコリを掃除するのは大変ですが、少ないうちに軽くハタキで散らしておいて、床に落ちたホコリを掃除機で吸い取ると楽ですよ。
壮絶な嫁イビリに立ち向かうかづさんの行動力と人間力、さらにそれを臨場感あふれる絵や展開で表現している赤星さんの漫画…2人の強力なタッグにより、読み応え抜群の漫画となっている『義母クエストリターンズ』。まだの人は、ぜひ読んでみて!
取材協力・画像提供:かづ(@kadu0614) 赤星たみこ(@tamikong)
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