2025年、日本中を席巻した「ラブブ」の今後は
2025年、日本中を席巻したキャラクター「ラブブ(Labubu)」。その熱狂は凄まじく、転売市場では定価の数倍で取引される異常事態となっていました。しかし、12月に入りその勢いは急失速。報道によると、関連企業の株価は調整局面に入り、二次流通価格も急落。「バブル崩壊」が叫ばれる今、2025年の象徴だったこの“狂騒劇”を振り返りつつ、コンテンツとしての今後を占います。
転売価格はピークの半値以下に
「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2025」で1位を獲得するなど、今年の顔となったラブブ。しかし、年末を迎えその「資産価値」は大きく変動しています。
経済メディアの報道によると、開発元であるPOP MARTの株価は乱高下を経て調整局面へ。メルカリなどのフリマアプリでは、一時期数万円で取引されていたレアアイテムの相場が崩れ始め、定価割れの商品も散見されるようになりました。
供給が追いついてきたことや、投機目的のバイヤーが離れたことが要因と見られ、「ラブブ・バブル」は一つの区切りを迎えたと言えます。
しかし、これは人気が消滅したわけではなく、適正価格でファンが手に取れる「正常な状態」に戻ったとも解釈できます。

