心筋梗塞の主な原因
主な原因は動脈硬化によるものです。動脈硬化が進む代表的な要因を3つあげて、詳しく説明いたします。
高血圧
高血圧が長期間継続すると、血管の壁が傷むため、血管が固くなったり、プラークとよばれるかたまりができやすくなったりします。また、血のかたまりである血栓ができやすくなります。これらが誘因となり、心筋梗塞が発症します。高血圧の管理は最も重要です。しかし、自覚症状を伴う高血圧のケースは少ないため、放置している方が多いです。血圧が高い場合は、内科や循環器科を受診して適切な指示を受けましょう。
高LDL-コレステロール血症
過剰なLDL-コレステロールは、血管の内側の壁に溜まり、プラークというかたまりを作ります。心筋梗塞はこのプラークが破れることが原因です。したがって、LDLコレステロールの適切な管理が重要です。高い場合は、内科や循環器を受診しましょう。食事指導とともに内服治療の有無について相談ができます。
喫煙
喫煙は、血管を収縮させ、血圧を上昇させます。また、タバコに含まれている有害物質は、血管の壁を傷つけるため、動脈硬化を早めます。そのため、喫煙は心筋梗塞のリスクを高めます。喫煙は百害あって一利なしです。禁煙しましょう。禁煙を自分で達成することはなかなか難しいです。禁煙外来を利用することも効果的です。
「心筋梗塞後の寿命」についてよくある質問
ここまで心筋梗塞後の寿命などを紹介しました。ここでは「心筋梗塞後の寿命」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
心筋梗塞の10年生存率はどれくらいでしょうか?
佐藤 浩樹 医師
患者さんの重症度や合併症の有無によって異なるため、一概に回答はできません。ある報告では、心筋梗塞後10年での累積死亡率は46.8%と報告されています。つまり、10年後にも約半数の方は生存していたということになります。
心筋梗塞のカテーテル治療後の生存率はどれくらいでしょうか?
佐藤 浩樹 医師
心筋梗塞の重症度によって違いがあり、統一的な回答はできません。一方で、カテーテル治療施行後の3年生存率は約89.6% であり、治療成績は良好であるという報告もあります。

