家族で共有すると新たなメリットも
災害時に必要なものがどこに収納してあるのか家族全員が知ることで、じつは別のメリットもあります。たとえば、自分にとっては出しやすい・使いやすい場所が、ほかの家族にとっては使いづらい場合も…。収納場所を共有することで、いざというときに取り出しやすい収納方法に改善することができます。また、「このレトルトカレーはここに置いておくよ」と説明するとき、子どもが「じつはそのカレー、あんまり好きじゃない…」という会話になることも。ストレスのたまりやすい災害時、好みでない食品を食べ続けるのは負担が大きいので、この機会に確認できるといいですね。
ほんの少しの工夫が災害時の自分たちを救う!
「防災力向上」なんて大げさに言うと、なんだか手間もお金もかかりそうだし、ちょっと気が引けてしまいますよね。でも、大掃除のついでに「ちょっと場所を変える」「ちょっと家族と話す」、それだけで変われるなら、今日からでもすぐにできそうです。ほんの少しの工夫が災害時の自分たちを救ってくれることがあるので、ぜひやってみてくださいね。■執筆/植松愛実
本業の気象予報士と副業の料理人、2足のわらじを履く主婦。誰かに教えたくなるお天気の豆知識や災害に備えるコツ、「食」に関する情報を中心に発信中。
編集/サンキュ!編集部
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