人気クリエイター・山田全自動さんの共感度100%のイラストと、最新テクノロジーが生んだ「呼吸するクッション」で、頑張りすぎた心と体をゆるめる時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

■便利になったはずの社会で、なぜか“ひといき”つけない私たち
「今日も残業確定」「週末も結局仕事のことを考えてる」そんな声が聞こえてきそうな師走の東京。便利になったはずの社会で、いつの間にか心の余白が小さくなっていないだろうか。
丸善ジュンク堂書店とJTのコーポレートR&D組織「D-LAB」が手を組んだこの企画展は、まさにそんな現代人の「頑張りすぎてしまう日常」に着目したもの。虎ノ門ヒルズ グラスロック内の「magmabooks」で、2026年1月12日(祝)まで開催されている。
「頑張る」も「疲れる」も、今を生きるリアルな感情。その“おつかれ”をみんなでシェアすることで、なんだかちょっと前を向ける——。そんな不思議な空間が広がっている。
■「みんな頑張ってるでござる」山田全自動が描く現代の“あるある”なシーン

展示の目玉は、SNSフォロワー100万人超えの人気クリエイター・山田全自動さんの作品群だ。本展のために描き下ろされたオリジナル作品のタイトルは「みんな頑張ってるでござる」。侍や町人が現代のストレスに悩む姿は、シュールでありながら妙にリアル。江戸と令和のギャップが生み出す笑いの中に、“自分ごと”として刺さる言葉やシーンが満載。


2階の「magmaspace」では、本展限定のオリジナルグッズも販売中。心ほどける香りと味わいのドリップコーヒー、日常にユーモアを添えるアクリルキーホルダー、デスクやノートに貼って楽しめるステッカーなど、ここでしか手に入らない“おつかれさまグッズ”がそろう。疲れた日の一杯に、バッグのワンポイントに、山田全自動さんの世界観を持ち帰ることができる。


■みんなの“おつかれさま”エピソードに心が軽くなる

3階の書店内には、一般の人から寄せられた“おつかれさま”エピソードが展示されている。「同時進行しすぎてタブを開きすぎて、もう何を開いているのか覚えてない」「chatGPTからの励ましの言葉で泣きそうになる」。どれも現代の働く人なら「わかる!」と叫びたくなるものばかり。展示を見ていると、「一人じゃないんだ」という不思議な連帯感が生まれてくるのを感じるはずだ。


展示と連動して、専門家がセレクトした“ひといき”をテーマにした選書コーナーも展開。「休む」「立ち止まる」「ゆるめる」を見つめ直す多彩なタイトルが並んでいるのでチェックしてみて。


■呼吸するクッションやスピード休息アイマスク。最新テクノロジーが生む“ひといき体験”
展示を楽しんだあとは、3階の「magmalounge」で実際に“ひといき”ついてみよう。ここでは、JTのD-LABが開発した2つのデバイスを体験できる。
まず話題を呼んでいるのが「fufuly(フフリー)」という呼吸するクッションだ。抱きしめると、まるで生きているかのようにゆっくりと膨らんだり縮んだりする。この動きに触れていると、不思議なことに自分の呼吸も深くなっていく。これは「呼吸の引き込み現象」という、動物が持つ自然な性質を応用した技術なのだとか。

もう一つが「Relaxonic Cover(リラソニック カバー)」。人間の耳には聞こえない超高周波と、目元を温める機能を組み合わせたアイマスクで、わずか5分の装着でも深い休息感を得られる。

これらの体験は30分550円から。コーヒー1杯分の価格で、最先端の休息テクノロジーに触れられる貴重な機会をお見逃しなく。
「ちょっと、ひといき展」は、忙しい日常の中で忘れがちな「自分を大切にする時間」を思い出させてくれる。山田全自動さんの作品でクスッと笑い、みんなのエピソードに共感して、最新デバイスで深呼吸する。そんな時間は、きっと明日への活力になるはずだ。この1年駆け抜けた“自分へのご褒美”に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。頑張りすぎた心と体に、優しい“ひといき”を。
「ちょっと、ひといき展」
期間: 開催中~2026年1月12日(祝)
※2025年12月31日(水)~2026年1月2日(金)は休み
会場:「magmabooks」(東京都港区虎ノ門1丁目22-1 グラスロック2階、3階)
入場料:無料
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