ヒートショックの予防法・対策
脱衣所や浴室を暖める
脱衣所にヒーターを置いたり、浴槽のふたを開けて浴室内を暖めたりすることで、浴室と脱衣所の寒暖差をできるだけ小さくするようにしましょう。
水分補給をする
脱水があると血圧が下がりやすくなるため、入浴前に水分をとり、長湯を避けるようにしましょう。
入浴前に飲酒しない
飲酒後は、血圧が下がりやすくなっています。入浴で体が温まると血管が拡張し、さらなる血圧低下を招くことがあります。飲酒後の入浴を避け、アルコールが抜けてから入浴するようにしましょう。
「ヒートショックが起きたらどうする」についてよくある質問
ここまでヒートショックが起きたらどうするかについて紹介しました。ここでは「ヒートショックが起きたらどうする」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
ヒートショックは朝と夜どちらの方が危険ですか?
大沼 善正 医師
朝に血圧が急上昇する「モーニングサージ」という現象が見られる方がいます。睡眠中は交感神経が優位ですが、目覚めとともに交感神経が活発になることで、血圧が急上昇し、早早朝高血圧の原因ともなるモーニングサージを起こすと考えられています。起床してすぐに暖かい寝室から冷えた脱衣所に移動することで、モーニングサージに寒暖差が重なり、血圧が変動しやすくなります。そのため、朝の入浴ではヒートショックのリスクが高まると考えられます。
まとめ
寒い季節になると浴室内でのヒートショックのリスクが高まります。高齢者や高血圧・糖尿病などの動脈硬化のリスクがある方、飲酒後の方はさらにヒートショックを起こしやすくなります。めまい、ふらつき、意識消失であれば一時的なもので済むこともありますが、脳血管障害や心疾患の発症リスクもあるため、脱衣所や浴室内の温度差を少なくするなど、日常のできるところからヒートショックを予防することが大切です。
「ヒートショック」と関連する病気
「ヒートショック」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
循環器系
心筋梗塞狭心症大動脈解離脳神経系
脳梗塞脳出血くも膜下出血ヒートショックは脳血管障害や心疾患を発症する可能性があり、めまい、ふらつき、立ちくらみや胸痛などの症状がある場合には、脳神経内科や循環器内科に相談することをお勧めします。
「ヒートショック」と関連する症状
「ヒートショック」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
めまいふらつき
失神
胸痛背部痛
ヒートショックでは、症状は一過性のことが多いですが、これらのような症状がある場合には、循環器内科で早めに検査を受けて必要に応じた治療を行うことが推奨されます。
参考文献
政府広報オンライン「交通事故死の約 2 倍?!冬の入浴中の事故に要注意!」
消費者庁 年末年始に増加する高齢者の事故に注意しましょう!
消費者庁 冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!
高崎 裕治. ほか. 冬季における高年者の入浴習慣と入浴事故死亡率の地域差に関連する要因. 人間と生活環境. (2011) vol.18, no.2, p.99-106.
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