プロ直伝!北海道じゃがいもがもっとおいしくなる保存と調理のコツ

プロ直伝!北海道じゃがいもがもっとおいしくなる保存と調理のコツ

じゃがいもの手軽な調理方法は?

——新じゃがを使う時など、皮をむかない料理もたくさんありますよね。 皮ごと調理するメリットはありますか?

野田さん:新じゃがに限らず、普通のじゃがいもも皮をむかずに調理することができます。特に新じゃがは皮が薄いので食べやすいですね。
皮ごと調理するメリットは、

・1 皮をむく時間が必要なくなること、つまり時短調理ができます。
・2 加熱調理による栄養素の流失が防げます。

気をつけてほしい点は、皮が緑色に変色している部分や芽の部分は、「ソラニン」や「チャコニン」という天然毒素が含まれるため、その部分を取り除いてから調理してくださいね。

——包丁を使わずに作れる、おすすめのじゃがいもレシピがあれば教えてください。

野田さん:包丁を使わずにじゃがいもを調理するとしたら、緑化した部分や芽は取り除いて、電子レンジで加熱して、マッシュポテトにしてから調理するのはいかがでしょう。
マッシュポテトにするとポテトサラダやグラタン、コロッケなど、いろんなメニューに使いやすくなります。
おいしいじゃがいも料理が知りたい!
おいしいじゃがいも料理が知りたい! / (C)smile IT/PIXTA


——バリエーションもあっていいですね! 生のじゃがいもを電子レンジで火を通したい時、どうするのがおすすめですか。

野田さん:丸ごとの場合は、洗って水気をつけたまま、1個ずつラップで包んで加熱します。途中で上下を返すとまんべんなく加熱できます。
600Wの電子レンジで100gにつき2分、1個約150gで3分です(※まるごとの場合も緑化部分や芽は除去して下さい。様子を見ながら加熱してください)。

北海道民おすすめ!じゃがいもの食べ方

——道産子ならではのじゃがいも料理があれば知りたいです。

野田さん:北海道の家庭ではつぶしたじゃがいもで作る「いももち」がよく作られている印象はあります。
つぶしたじゃがいもに片栗粉と少量の塩を加えて、平たい団子状に丸めたもので、おやつとして焼いて食べたり、たくさん作って冷凍して、保存食にもします。
北海道ならではのじゃがいも料理といえば「いももち」!
北海道ならではのじゃがいも料理といえば「いももち」! / (C)Rs/PIXTA



——北海道の観光地ではじゃがバターに塩辛をトッピングするメニューが人気ですが、塩辛以外にじゃがいもと相性のいい食材はありますか?

野田さん:明太子など塩分が濃いめの味つけは、だいたいじゃがいもとの相性がいいと思います。
個人的なアレンジ方法としては、揚げてパリパリしたもの(フライドオニオン・ガーリックフライ・スナック菓子)を入れると、食感や風味が変わるので好きです。

——じゃがいもを箱で買った時など、たくさん消費する方法はありませんか?

野田さん:じゃがいもが主材料の料理という意味では、たくさんあります。じゃがバター・コロッケ・ポテサラ・フライドポテト・いももちなど、冷凍で保存できるメニューもあるので、いろいろ作ってみてください。

今回お話を伺って、じゃがいもは家庭でできるメニューがたくさんあることを改めて感じました。おいしく食べるための保管方法についても学べたので、これからもたくさん買って、品種ごとの味の違いを楽しんだり、いろんなレシピを作ってレパートリーを増やしていきたいです♪

野田さん、ありがとうございました!

テキスト=ポテコ






配信元: レタスクラブ

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