「NODE(思考の結節点)」チャプター(GALLERY A)のイメージ
2026年1月30日(金)～4月5日(日)の期間、虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE(東京ノード)」にて、「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell(以下、攻殻機動隊展)」が開催される。
『攻殻機動隊』について
新作TVアニメーション
『攻殻機動隊』は、1989年に漫画家・士郎正宗氏が、青年誌「ヤングマガジン」の増刊「ヤングマガジン海賊版」第5号から連載を開始したSF作品。電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体(サイボーグ)の少佐・草薙素子をリーダーとした部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた物語だ。
同作品は、劇場アニメーション、テレビアニメーション、ゲームなど様々な広がりを見せるが、それぞれ漫画とは違った独自の物語、解釈や表現で展開されている。
『攻殻機動隊』の本質を解き明かす大規模展覧会
誕生以来、義体化・電脳化・AIといった最先端のビジョンによって世界中のクリエイターに衝撃を与え、「人とは何か」という普遍の問いを投げかけ続けてきた『攻殻機動隊』。作中の世界とされる2029年を目前にした今、作品が描いた未来は、AIの浸透やクラウド時代の到来とともに現実へと急速に接近している。
押井守氏、
神山健治氏、
黄瀬和哉氏、
荒牧伸志氏ら歴代監督によるアニメシリーズも、その核心テーマを多彩な表現で更新し、常に時代の先端を指し示してきた。
今回開催される「攻殻機動隊展」は、その37年の歩みを一望しながら、「ゴースト＝精神・意識」と「シェル＝身体・器」をあえて切り離し、人間の根源へ迫る『攻殻機動隊』の本質を解き明かす大規模展覧会。
フィクションが現実と重なり合う今、人々は何を“ゴースト”と感じ、どこまでを“シェル”と呼ぶのか。その問いを来場者一人ひとりに突きつけ、未来を考えるための新たな視座を提示する。
