警戒心の強かった保護子犬を迎えて4年 家族と信頼を育み“かけがえのない相棒”に!

お迎え当時は小さかった保護子犬。月日を重ね、今では“頼もしい存在”へと成長していました。

譲渡会で出会ったステラちゃん
お迎え当時のステラちゃん
引用元:@TIxGf8PfPMRcYZH
お迎え当時、生後2カ月のころに撮影したステラちゃん。

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@TIxGf8PfPMRcYZHさんの愛犬・ステラちゃん(取材時4才半)のエピソード。ステラちゃんは元保護犬で、生後2カ月のころに飼い主さん家族に迎え入れられました。

当時、飼い主さんの妻は犬のトレーニングや動物行動を学ぶ学校に通っており、そのなかで野犬について知ったそう。実際に体験ボランティアや譲渡会に足を運ぶようになり、そこでステラちゃんと出会いました。

生後3カ月のころに撮影したステラちゃん
引用元:@TIxGf8PfPMRcYZH
生後3カ月のころのステラちゃん。「寄生虫駆虫のための1カ月の隔離期間を終えたころ」という一枚。

ステラちゃんと出会った日のことを、飼い主さんはこう振り返ります。

飼い主さん:
「私たちが帰る直前、ほかの子犬たちが眠っているなかで、ステラだけが起きて手をぺろっとなめてくれたんです。

『誰がうちに来てもいい』とスタッフさんに伝えてはいましたが、心の中では“ステラが来てくれたら”と思っていたので、お迎えできたときは本当に嬉しかったです」

お迎え後のステラちゃんは、膿皮症のケアや日々のトレーニングを続けながら、ゆっくり成長していきました。それから4年が経った現在、どのように過ごしているのでしょうか。

4才半になったステラちゃん 信頼関係の変化も大きな成長に
寝転がるステラちゃん
引用元:@TIxGf8PfPMRcYZH
立派に成長したステラちゃん。おなか丸出しの無防備なポーズでごろ〜ん。

取材時4才半になったステラちゃんは、「“小狐”のような見た目から、たくましい成犬」に。性格は穏やかながらも、チャレンジ精神のあるコに育ってくれたそう。

お迎えしてから、心と行動の両面でさまざまな成長が見られました。

飼い主さん:
「お迎えして1年くらいは、家族の前でも眠らないくらい警戒心の強いコでした。でも、今では一緒に寝ようとアピールするほど信頼してくれるようになりました。

一般的に警戒心が強いと言われることの多い野犬出身のコですが、幼いころから社会化やトレーニングを積み重ねてきたことが、ステラのできることを広げてくれたのだと思います」

猫にも犬にも“優しいお姉さん”のような存在に
先住猫を見つめるステラちゃん
引用元:@TIxGf8PfPMRcYZH
先住猫3匹を見つめるステラちゃん。小さいころから猫がいる環境で育ち、猫が大好きに。

家庭内だけでなく、ほかの動物との関係性にも、ステラちゃんの成長が表れていました。

飼い主さんの家には先住猫が3匹いるため、ステラちゃんは幼いころから猫と暮らす環境で育ちました。その影響もあってか猫への愛情も深く、「保護した子猫の“親役”として、猫以上に面倒を見てくれることもあります」と飼い主さんは話します。

また、犬同士のコミュニケーションもとても上手で、陽気なコとは元気に遊び、怖がりなコには寄り添い、子犬には伏せながら優しく見守るなど、相手に合わせた接し方ができるタイプなのだといいます。

飼い主さん:
「現在、妻が犬の幼稚園を運営し、トレーナーとしても活動していますが、ステラも“スタッフ犬”としてしっかり役割を果たしてくれています」

ステラちゃんは「大切な家族の一員であり、仕事の面では“相棒”」
散歩を楽しむステラちゃん
引用元:@TIxGf8PfPMRcYZH
散歩を楽しむステラちゃん。

飼い主さん家族は、ステラちゃんと一緒に充実した毎日を過ごしています。「大切な家族の一員であり、仕事の面では“相棒”」だというステラちゃんへ、飼い主さんはこんな思いを語っていました。

飼い主さん:
「お散歩やお出かけ、お友達犬と遊んだあとにぐっすり眠るステラの顔を見ると、私たちも幸せになります。これからものびのびと楽しく、犬らしくリラックスして過ごす日々を一緒に歩んでいけたらと思います」

写真提供・取材協力/@TIxGf8PfPMRcYZHさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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