異動命令を「即座に拒否」問題社員が持つ“会社をナメた”思考回路|やっかいな中途社員#89

異動命令を「即座に拒否」問題社員が持つ“会社をナメた”思考回路|やっかいな中途社員#89

課長がTさんを呼び出したのは、異動の話をするためでした。この異動は理不尽なものではないのですが、Tさんは即座に拒否の姿勢を見せます。異動できない理由があるのでしょうか?

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ある日、本社帰りの課長から呼び出されたTさん。課長は、Tさんの異動の話が出ていることを話し始めました。

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2か月後には、他県へと異動となるTさん。異動となったのは、先日のミスが起因となっているのかと、課長にたずねます。

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業務拡大のための異動であり、ミスが原因ではないことを伝える課長。ですが、Tさんは課長が本社で何かしたせいで、自分が異動となったと思っています。異動を拒否するTさんですが、契約内容によると拒否はできないようです。

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今回の異動にTさんが選ばれたのは、「エリア限定社員」ではなかったためでした。

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Tさんに伝えられた異動は、業務拡大による人員調整のためとのことでした。ところが、Tさんは転勤可能な契約であるにもかかわらず、「異動はしません」と即答します。契約となると、正当な理由なく、今までのような自分本位な行動は許されませんね。

いろんな価値観が交差する職場

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どんな環境でも、人が集まればいろいろな考え方や行動の違いがあるものです。職場もまた例外ではなく、単に仕事をこなすだけの場所ではありません。日々、多くの人が関わりを持つ、「小さな社会」のようなものだと感じさせられますね。

Tさんは、上司や同僚から注意を受けても、自分のやり方を貫き、周囲に混乱をもたらしました。周囲の人はトラブルに巻き込まれながらも、Tさんの長所をいかそうとしたり、名誉挽回のために場を提案したりと、柔軟に対応をしました。しかし、最終的には、そんな配慮に対しても裏切られる結果となります。

一方、Tさんとの関わりを通じて「どうしたら理解し合えたか」「どこで線引きをすべきか」など、職場での人間関係について向き合う機会にもなりました。人はみんな違って当然。だからこそ、丁寧に理解をすり合わせていくことが大切なのかもしれませんね。

職場での人間関係について、改めて考えさせられる内容であり、「働くこと」と「人と関わること」の両方の難しさと温かさを描いた作品でした。

記事作成: morina

(配信元: ママリ

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