管理栄養士と食生活アドバイザーの資格を持つライターのゆかりさんに、こんにゃくの食べ方によって体にどのような悪影響が及ぶのかと、1日に食べてもいい量の目安について紹介してもらいます。
食べすぎ防止や腸内環境の改善に!こんにゃくを食べる「メリット」
こんにゃくは里芋科の植物で、その地下茎(こんにゃくいもと呼ばれるもの)を砕き、アルカリ処理をした後に加熱して固めたものが食用とされています。それを細く加工したものが、しらたき(糸こんにゃく)、突きこんにゃくなどと呼ばれているのです。食品のこんにゃくは、こんにゃく中のグルコマンナン(※)という食物繊維がたっぷりと水分を含んだ状態となっており、全体のおよそ97%が水分で占めてられています。これによって、独特のプリッとした歯応えが生まれるのです。
白っぽいものと黒っぽいものがありますが、後者はこんにゃくいもを皮ごとすりおろしたものを原料として使用したり、粉状のこんにゃくにあらめなどの海藻の粉末を加えて色づけされてつくられています。
白っぽいものや海藻を混ぜたもはのは「精粉(せいふん)こんにゃく」と呼ばれ、こんにゃくいもを皮ごとすりおろしてつくられたものが「生いもこんにゃく」として区別されています。「生いもこんにゃく」には、より強い弾力があり、栄養価もほかよりやや多いのが特徴です。
そんなこんにゃくには、どちらも次のような栄養素がおもに多く含まれています。
・食物繊維
・カルシウム
・鉄
これらには、腸内環境を整える、丈夫な骨や歯をつくる、貧血を防ぐ、運動機能や認知機能を保つ、などといった働きが期待できますよ。
また、こんにゃくは100gあたり10kcal未満という低カロリーであるうえ、しっかりとした歯応えやボリュームがあることから、少量でも満腹感を得やすくなるというメリットも。
このように適度にふだんの食事にこんにゃくを取り入れることで、食べすぎを防いで、ダイエットや生活習慣病の予防にも役立てることができるでしょう。
※…元々含まれているグルコマンナンは水溶性ですが、アルカリ処理をしてつくるこんにゃくの場合は不溶性に変化します。そのため、ここでは不溶性食物繊維の作用についてのみ言及しています。

