11月29日・30日に東京・表参道で開催された、タレントの菊地亜美さんプロデュース「MAMARIAL fes. 2025」。菊地さんがリアルに使っているアイテムの紹介や、楽しい体験・学びが盛りだくさんで、たくさんの親子の笑顔で溢れた2日間でした!
今回は、菊地亜美さんと保育士のてぃ先生のスペシャルトークショーの様子をご紹介。会場に集まったママたちの子育ての疑問やお悩みに、てぃ先生がその場で回答してくれました。
菊地さんもリアルに悩みを相談する仲
『ハロー!ちびっこモンスター』(NHK Eテレ)を始めとする数々の子育て番組や、SNSでの育児情報発信がママたちから絶大な支持を得ている、てぃ先生。菊地さんとてぃ先生は、番組共演がきっかけで親交が始まり、てぃ先生いわく「3人ぐらいしかいない芸能界の友だちのうちの一人」とのこと。菊地さんもてぃ先生にしか相談できない育児の悩みも聞いてもらっていると言います。
菊地亜美さん(以下、菊地):「長女が保育園に通っていた頃、誰にも言えない悩みがあって。そんな時、これはてぃ先生に相談するしかない!と思って、まだ番組で初めて共演したばかりの仲だったのに、電話で悩みを聞いてもらったこと、ありましたよね?」
てぃ先生:「あったあった!しかも日付変わるくらいの時間帯で(笑)」
と、懐かしみます。さらに菊地さんは「てぃ先生は、私が誰にも話していないプライベートなことまでお見通しで、さっきも当てられちゃって!こんな能力があるの、てぃ先生とゲッターズ飯田さんくらいですよ!」と、続けます。たくさんの親子を見てきたてぃ先生だからこその、子育てに関する流石の観察眼です。

今回はそんなてぃ先生に、会場のママたちが直接お悩みを相談!その場ですぐにてぃ先生から回答してもらえる、贅沢なチャンスです。目から鱗の子育ての知恵が盛りだくさんでした!
「ダメ」と言うことを、あえてやってしまう子どもの心理
まず最初のお悩みは菊地さんから。「5歳の長女が『ダメ』と言うことを絶対やる。8カ月の次女に意地悪したり、『危ないよ』ということをわざとやったり。幼稚園でもうちの子だけ走り回っていたり。どうしたら良いのか」というお悩み。

てぃ先生:「普段はどう対応しているの?」
菊地:「あまりに親の言うことを聞かないから、逆に『じゃあやっても良いよ』と言ってみたの。それでも、(ダメなことを)やるの」
てぃ先生:「天邪鬼ってわけではないんだね」
菊地:「元々、天邪鬼なところがあったから『そういうの天邪鬼って言うんだよ』と指摘していたら、そこは理解している感じはあって」
てぃ先生も状況を把握して、早速回答が。
てぃ先生:「実は子どもの行動の動機は6〜7割が『周りの大人に見てほしい・構ってほしい』という欲求からくると言われているの。走り回ったり危ないところに登ったりするのは、大人に見てほしい、構ってほしい、認めてほしいからやっているの。
学問的には6〜7割と言われているけど、実際のお子さんを見ていると、もっと高い割合かなとも感じる。子どもは基本的に見てほしい生き物」
菊地:「じゃあ娘が幼稚園の授業参観でお母さんたちの前で『おならしちゃった〜!』って言ったのもそういう意味?」
てぃ先生:「そうそう!例えばお皿を洗っているときに『ママの似顔絵描いたよ』
と、子どもに呼ばれたとする。そういう時、別に手を止めないで『すごいね〜上手だね〜』って言うよね?
逆に、危ないことや意地悪など好ましくないことを子どもがした時は、ちゃんと叱らなきゃと思って、手を止めるよね?」
菊地:「うん!手を止めて娘の方に言って『ねえそれダメって言ったよね?』って叱る」
てぃ先生:「だから子どもにとったら、良いことよりも悪いことした方が、ママは手を止めて構ってくれる!と学んでいる。叱られても『構ってくれた、やったー!』と思ってしまっているの。
これはママの叱り方が悪いわけでもお子さんの理解力が低いわけでもなくて。むしろちゃんと叱ることができていて、お子さんもちゃんと理解しているからこそ、叱られれば叱られるほど、『もっとやってやろう』と思ってしまっている」
これには菊地さんも「なるほど!」と強く納得。では、どうすれば良いの?
てぃ先生:「理想論になってしまうけど、子どもが良いことをした時こそ手を止める。ついスマホ片手に『すごいじゃ〜ん』って相槌をしてしまいがちだけど」
菊地:「じゃあ、何か子どもが良いことしたら、『え!ちょっと待って!すごい!!』と多少大袈裟に言えば良いってことか」
てぃ先生:「そうしたら悪いことするより良いことした方が、ママもパパも来てくれるんだ!って思える」
菊地:「多分うちの子にすごい効果があると思う!ちょっと対応を変えるだけで変わるんですね!」

