義母「痛い…」せっかく婦人科で処置してもらったのに、わずか3時間で終了<頑張り過ぎない介護>

義母「痛い…」せっかく婦人科で処置してもらったのに、わずか3時間で終了<頑張り過ぎない介護>

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。
義母から「前回の受診時、血圧の薬が入っていなかった」と言われ、内科の代理受診に行くことになったまる子さん。受付で血液検査の結果が出ていると言われ、義母が気にしているひどいむくみの原因についても、検査結果とあわせて先生の話を聞きました。義母は「無理しなくていい、それだけ動いていれば十分」と先生から言われたと話していたので、そのことを伝えると先生は首をかしげて……。わかってはいたものの、やはり自分は義母の都合が良いように作られた話を聞かされていたのだと、まる子さんは思っていました。


なかなかタイミングが合わず、やっと義母が婦人科を受診しました。心配していた子宮脱(骨盤の底にある筋肉や靭帯がゆるみ、子宮が本来の位置から下がって腟の中や外に出てきてしまう状態)も、子宮が下がっているものの、脱出まではしていない状況とのことでひと安心。ただ、義母の強い希望で子宮脱を抑えるペッサリーを入れてもらうことにしました。先生からは、子宮脱よりも直腸脱(直腸が肛門から外に飛び出してしまう病気)をなんとかしたほうがいいと言われ、紹介状を出してもらうながれになったものの、義母は煮え切らない態度で、手術を受ける気があるのかどうかは結局わからずじまいです。

手術が最善策だと思うけれど…

頑張り過ぎない介護/まる子


婦人科からの帰り道。義母が「痛いんだけど」と訴えてきました。


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さっき婦人科で入れてもらったペッサリーが痛いようです。


※ペッサリー…子宮脱や膀胱脱などで下がってきた子宮や腟壁を支えるために腟内に挿入する医療用リングのこと


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さらに、先ほどの婦人科での対応が気に入らなかったようで、ネチネチ……。


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事実と異なる部分はしっかり訂正しておきます。


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すると、義母はさらにヒートアップ。まったくのデタラメを言いながら、怒っています。


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そこで、改めて紹介状をもらった病院へ行く気があるのかと聞くと……。


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自分が悪くならないように紹介状を受け取っていただけということが判明。


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毎回、義母のひと言で振り回されるこっちの身にもなってほしいのですが……。


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ただ、義母自身も手術が避けられない状況であることは理解しているようです。


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帰宅後も、義母は痛いと言い続け……。


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結局、ペッサリーは外れてしまったとのこと。そして、痛みを理由に明日のデイケアもお休みが決定。


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明日は、私が出かける予定があったので、義母に鍵を預けることになっていました。


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私の予定は調整できないため、デイケアに行ってもらったほうが安心だったのですが、行かないと決めたのであれば、あとは自分でなんとかしてもらうしかありません。


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夫が帰宅後、今日の出来事を共有します。


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紹介状で行く病院には、夫に付き添ってほしいとお願いしたところ……。


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おっしゃる通りです。


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でも、もしかしたら……? があるかもしれないと言ってみますが……。


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やはり、夫も私と同様に義母の心が変わるとは思えないようです。


処置を終え、婦人科から帰る途中。「痛いんだけど」と義母が話しかけてきました。どうやら、子宮の脱出を抑えるために入れたペッサリーで痛みを感じているようです。そして、同時に「手術は医者ができないと言ったのに、まる子さんが私がやりたくないと言ったみたいに伝えて、不愉快だった」と言い、義母は怒っている様子。


事実と異なる部分があったので、私が訂正するとさらに怒ってしまいました。義母自身も直腸や子宮の手術はやらないといけない状況だと理解はしているようですが、手術をする気になったわけではなく、自分の印象が悪くならないように紹介状をもらっただけ……。周りがどれだけ振り回されているかなんて、考えてもいないと思います。


義母は帰宅後も「痛い」と言って横になり、その後「取れた」とペッサリーが外れたことを報告されました。再び挿入することはないと思われるので、わずか3時間で終了です。そして、明日もきっと「痛い」と言ってデイケアをお休みするでしょう……。この出来事を夫にも共有し、紹介状先の病院に付き添ってほしいとお願いしましたが「どうせ話聞くだけでやらないでしょ」とひと言。夫も私と同様、義母の心が変わるとは到底思っていないようです。


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義母の強い希望で入れてもらったペッサリーですが、わずか3時間で終了とは……。痛みが伴っていたようなので仕方がないとは思いつつも、婦人科の受診に向けて仕事の予定を調整したり、診察室で全然違う話をされて困惑したりしたことを考えると、余計にガッカリしてしまいますよね。夫にも協力してもらいながら、なるべく負担を分散できるといいですね。


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※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。


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著者:マンガ家・イラストレーター まる子

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