今年はインフルエンザが流行しているみたい。そもそもどんな病気なの?ワクチンって毎年受けるもの?そんな疑問について、今回はなかざわ腎泌尿器科クリニック院長、中澤佑介先生にお答えいただきました。

インフルエンザはどんな病気?
インフルエンザはA型・B型のウイルスが引き起こす急性の呼吸器感染症です。⼀般的な風邪に⽐べ、突然の⾼熱、強いだるさ、頭痛、筋⾁痛が⽬⽴ち、咳・のどの痛み・⿐⽔も伴います。嘔吐や下痢などの消化器症状は⼦どもで起こりやすいとされています。
なぜ「毎年ちょっと違う感じ」になるの?
ウイルスは少しずつ姿を変える抗原ドリフトという変化を起こします。流⾏する型や周囲の免疫状況が変わることで、地域や年によって症状の出⽅の印象が違うのです。
ワクチンは有効?毎年接種した方がいい?
重症化や⼊院のリスクを下げることが期待でき、毎シーズンの予防策の柱です。
⽣後6か⽉以降が対象となり、13歳未満は原則2回接種(2〜4週あけて摂取接種、効果⾯では4週が望ましい)が推奨されています。13歳以上は原則1回が⽬安です。
受ける時期:
流⾏期に⼊る前(例年秋〜初冬)に完了しておくと効果的です。
※持病があるお⼦さんやアレルギー歴がある場合は、かかりつけ医で個別にご相談ください。
罹ったときは?家庭でできるケア
⽔分と⾷事
脱⽔予防を最優先しましょう。 経⼝補⽔液(ORS)や湯冷まし、薄めのスープなどを少量ずつ・こまめに取らせます。吐き気が強い時はティースプーン1杯を数分ごとでもOK。
⾷欲がない時は無理に固形物を⾷べさせなくて⼤丈夫。⾷べられるようになったら消化の良いもの(おかゆ、野菜スープ、煮込みうどん など)から再開してください。

受診・相談の目安(迷ったら早めに)
呼吸が苦しそう、顔⾊不良・唇が紫、⽔分がとれない/尿が少ない、ぐったりして反応が弱い、けいれん、6か⽉未満の乳児、持病の悪化が⼼配なとき などはすぐ受診してください。
抗インフルエンザ薬(オセルタミビル等)は発症から48時間以内の開始が最も効果的です。対象や必要性は医師が総合判断します。
発熱後2⽇間は異常⾏動対策として、未成年者を⼀⼈にしないなど、転落等の事故防⽌も重要です。
家族にうつさないために
感染しやすい期間:
発症前⽇から発症後5〜7⽇、特に最初の3⽇がうつしやすくなります。また、⼩児では⻑くなることがあります。
家庭内での⼯夫:
可能なら部屋を分ける/看病者を限定する
⼿洗い、咳エチケット、不織布マスク(症状のある本⼈・看病者)
こまめな換気と、⾼頻度接触⾯(ドアノブ、リモコン等)の清掃
タオルや⾷器の共⽤を避ける
登園・登校の目安(日本の基準)
発症後5⽇を経過し、かつ解熱後2⽇(幼児は3⽇)を経過するまでが出席停⽌の⽬安です(医師の個別判断で短縮される場合あり)。
インフルエンザはウイルス感染のため抗菌薬(抗⽣物質)は原則無効です。細菌性肺炎などの⼆次感染が疑われる場合に限り医師が判断して使⽤します。
インフルエンザに罹っている間、⽔分摂取を第⼀としてください。⾷べられる段階になればおかゆ・煮込みうどん・野菜スープ・ヨーグルト・バナナなど消化がよいものから始めましょう。⾟い・脂っこい・⾷物繊維が多いものは⼀時的に控えましょう。
まとめ
インフルエンザの基本は、休むことと、広げないことです。早めの受診や、予防接種の徹底など、少しの心持ちでその後が変わってきます。流行したと慌てる前に、日頃の対策を心がけましょう。
※本資料は⼀般的な情報提供を⽬的としています。個別の診療はかかりつけ医にご相談ください。※草案作成・校閲の⼀部に⽣成AIを使⽤しています。
執筆者

中澤佑介
なかざわ腎泌尿器科クリニック院長
[プロフィール]
【資格】金沢医科大学 医学博士、日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医、
2003年 京都府洛南高等学校 卒業
2012年 金沢医科大学 医学部医学科 卒業
2012年 金沢医科大学 氷見市民病院 初期臨床研修医
2014年 金沢医科大学 泌尿器科学 助教
2019年 金沢医科大学 大学院 博士課程修了
2021年 誠美会 池田クリニック(非常勤)
2021年 なかざわ腎泌尿器科クリニック 院長
2023年6月 JR金沢駅前にメンズヘルスクリニック(Gran Clinic)を開院。
2024年9月 JR金沢駅前に金沢駅前内科・糖尿病クリニックを開院。
※Gran Clinicは自由診療部門Granとして併設
患者さんに近い立場で専門的治療を提供したいという想いから、クリニックを開設。男性だでけなく、女性にも身近な泌尿器科クリニックを目指しています。

