1.治療方針を決める
猫が余命宣告を受けた後、まず向き合うことになるのが治療方針です。延命治療を選ぶのか、それとも苦痛を和らげる緩和ケアを中心にするのか、どちらの選択も迷いや葛藤があるでしょう。
だからこそ、まずは獣医師と相談しながら、猫の年齢や体力、病気の進行度などを踏まえて考えていく必要があります。飼い主自身の気持ちも大切ですが、最優先にしたいのは猫が過ごす時間の質。治療方針を早めに決めることで、残された時間を安心して過ごす準備が整います。
2.介護の準備をする
猫に残された時間をできるだけ心地よく過ごしてもらうためには、介護環境を整えることも大切です。柔らかな寝床を用意したり、段差を減らしたりするだけでも、猫の負担は軽くなります。
トイレの位置を近くにしたり、部屋の温度管理をこまめに行ったりなどの気配りも重要。介護は思った以上に体力も気力も必要になるため、家族で協力し、必要なら獣医師やペットシッターに頼ることも選択肢のひとつです。

