離婚を決意した由美子は、両親と共に哲司の実家へ。結婚式のキャンセルを告げるとともに、不倫や暴力の義両親に突きつける―――。
ようやく決意した離婚
「お父さん、お母さん…私、結婚式をキャンセルする。そして、哲司と離婚する」
決意した私と両親は、式場に連絡を入れ、キャンセル手続きを進めました。高額なキャンセル料は父が支払ってくれることになりました。
「由美子、哲司くんの親御さんは、まだ彼の不倫や暴力を知らないんだろ?別れるならしっぺ返しした方がいいぞ」
父の言葉に私は頷きました。親を裏切ってまで再構築を選んだ私が、今度は親に守られ、最大の復讐に挑むことにしたのです。
義両親に暴露した夫の悪事
私たちは3人で計画し、哲司の実家で、哲司と両親にキャンセルについて告げることにしました。
「ま、まさかキャンセルだなんて。俺の友達も呼んでたのになんで相談しないんだよ」
哲司は明らかに動揺していました。
「式のキャンセルの原因は、うちが欠席だからですか?」
面倒そうに、哲司の母が聞きます。その時、父が持っていた分厚い封筒をテーブルに置きました。
「いいえ。原因は、あなたの息子さんの不倫と暴力です」
場が凍りつきました。哲司は、私の顔を見て目を見開きました。
「お義父さん、何を言い出すんですか!」
哲司が慌てて封筒に手を伸ばそうとしましたが、母がそれを遮りました。
「触らないで。中には、哲司くんと不倫相手のやり取りと、由美子に手を上げた時の警察調書、あざの写真があります。息子さんからは何の説明も無かったんですね?」
義両親は、言葉を失っていました。
「哲司!本当なのか!」
義父の怒鳴り声が響きます。哲司は顔面蒼白で、何も言えません。ただ下を向いているだけです。自分がとんでもないことをしでかして、結婚生活をぶち壊した事実が、ついに両親に知られることになってしまいました。

