新しい人生を生きるために
私は静かに立ち上がり、テーブルの上に、すでに記入済みの離婚届を置きました。
「哲司さんの自分勝手さにはもううんざりです。結婚前からの女性関係と、それがバレてからの暴力、結婚式の問題に向き合わない姿勢、すべてにもう疲れました」
一言一句、感情を込めず、事実だけを淡々と伝えました。
「さようなら」
私は深々と頭を下げ、それから一切哲司の顔を見ずに、両親と共に義実家を後にしました。哲司の「待ってくれ!」という声が背後から聞こえましたが、もう振り返る理由はありません。
車に乗り込むと、父は私の肩を抱き、母はそっと涙を拭いてくれました。
「由美子、また幸せになる道はあるぞ、絶対に」
運転席の父の横顔は、力強く、温かかった。
私の心も体も限界でしたが、理不尽な結婚生活を終わらせ、真実を突きつけ、未来に進むための第一歩を踏み出せました。
「ありがとう」
両親に感謝を伝える私が車窓に目をやると、空は晴れ渡っていました。私の第二の人生は、今日、この瞬間から始まります。一度失敗してしまっても、またやり直せばいい。私は自分の幸せを見つけるために、今後も前向きに生きようと思います。
あとがき:復讐の果てに掴んだ自由
これまでの苦しみと献身が報われる、痛快な復讐の回です。由美子自身の決意に加え、両親の献身的な協力(キャンセル料の負担、証拠の提示)が、このスカッとする結末を可能にしました。哲司の嘘と裏切り、そしてDVの事実を義両親に突きつけ、彼の立場を完全に崩壊させました。
感情的にならず、淡々と事実と離婚の意思を伝える由美子の姿は、苦難を乗り越えた強さを感じさせます。由美子は真の自由を手に入れ、未来への一歩を踏み出しました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

