男女1000人超にアンケート調査
ゴジラ映画が好きでかつ3本以上見た経験がある1000人以上のファンを対象とした調査で、「ゴジラ初心者におすすめの1本」が明らかになりました。調査を実施したのは、レトロソフビやアートトイの専門店「T-BASE JAPAN」を運営するトイズキングです。
ゴジラ映画は1954(昭和29)年の誕生から約70年にわたり続いてきた怪獣映画の金字塔。世代によって「初めて見た作品」も異なります。調査では、ファン自身が最初に見たゴジラ映画と、これから見る人におすすめしたい作品についての興味深い結果が明らかになりました。
「初めて見た」との回答が多かった作品を見てみましょう。5位からカウントダウン順に「ゴジラ」(1954年、7.2%)、「シン・ゴジラ」(2016年、8.2%)、「ゴジラvsビオランテ」(1989年、10.9%)、「モスラ対ゴジラ」(1964年、16.7%)、「ゴジラvsキングギドラ」(1991年、20.1%)。平成ゴジラシリーズの中核を担う作品が最も多く選ばれています。
一方、これからゴジラ映画を見る人に薦めたい作品のランキングは異なる結果になりました。こちらもカウントダウン順に「ゴジラ」(1954年、15.2%)、「モスラ対ゴジラ」(1964年、16.7%)、「ゴジラvsキングギドラ」(1991年、17.6%)、「ゴジラ-1.0」(2023年、18.1%)、「シン・ゴジラ」(2016年、26.2%)という作品群がランクイン。近年の作品が上位を占める結果となっています(※以上、%表示は回答の割合)。
おすすめする理由としては「映像・演出が迫力がある」(33.0%)、「初心者でもストーリーが分かりやすい」(31.4%)、「キャラクターが魅力的」(28.5%)が上位に挙がりました。これらの結果から、ファンは“見やすさ”と“深さ”を兼ね備えた作品をゴジラ入門にふさわしいと考えていることがうかがえます。
また、ゴジラ映画で重視する要素としては「怪獣のビジュアルや戦闘シーン」(45.0%)が最多でしたが、「人間ドラマ・登場人物の描写」(28.3%)や「社会的メッセージ・テーマ性」(27.4%)も高い支持を得ています。ゴジラは単なる怪獣映画ではなく「日本の映画文化を代表する存在」(30.8%)、「時代を映す象徴的な存在」(27.9%)として認識されているようです。
映画を見た後の行動では「フィギュア・ソフビ」(27.0%)の購入が最も多く、スクリーンの中の体験を形として手元に残したいというファン心理も明らかになりました。
世代を超えて愛され続けるゴジラの魅力は、迫力ある怪獣バトルと社会性を兼ね備えた深みにあるのかもしれません。
なお、この調査は2025年9月5日~8日に、ゴジラ映画を3本以上見たことがある10代から60代以上の男女1050人を対象として、ウェブアンケート形式で実施されました。
(LASISA編集部)

