「大動脈解離で急死」する前に現れる2つの症状はご存知ですか?医師が解説!

「大動脈解離で急死」する前に現れる2つの症状はご存知ですか?医師が解説!

大動脈解離で急死する前に現れる症状

めまい、ふらつき、意識消失

心タンポナーデや胸腔内・腹腔内出血では、血圧が低下することによりめまい、ふらつきや意識消失が起こることがあります。
緊急を要するため、速やかに医療機関を受診しましょう。

顔面蒼白、冷や汗

心タンポナーデや出血により、ショックになることがあります。ショックとは、血圧が低下することにより重要な臓器への血流が低下し、細胞や臓器の障害が生じ、生命の危機が迫っている状態です。
ショックになると、顔面蒼白、冷や汗、倦怠感、呼吸回数が速くなるなどの症状が起こります。安静にした状態で、近隣の医療機関を受診しましょう。

「大動脈解離で急死」についてよくある質問

ここまで大動脈解離での急死などを紹介しました。ここでは「大動脈解離で急死」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

大動脈解離を発症してから、どれくらいで亡くなることが多いですか?

大沼 善正 医師

急性大動脈解離は、病院に到着前に半数以上が急死するほどの重大な病気です。亡くなってしまう方は、発症後24時間以内がほとんどとされています。手術死亡率は9.6%と治療成績は向上しているため、予防、早期発見・早期治療が非常に重要です。

配信元: Medical DOC

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