
犬飼貴丈主演のドラマ「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 ファイナル」(毎週日曜深夜1:10~、ABCテレビ/TVer、FODにて配信)の最終話となる第6話が12月14日に放送された。モブ(犬飼)が遂に旗野(世古口凌)と結ばれることを匂わせるラストが描かれて、思わず胸がときめいた。X(旧Twitter)でも、「遂にモブを卒業してしまった」「旗野くん諦めてなかったし、結局落とされてるじゃん!」「本当に終わりなのかな~」「絶対BLは突然夢オチにしてくる可能性あるからまだ諦めちゃいけない」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■ついにシリーズファイナルを迎える不条理ギャグBL
本作は「くらげバンチ」(新潮社)で連載中の紺吉による人気コミックをドラマ化した不条理ギャグBL(ボーイズラブ)。自分が“BL漫画”の世界に生きていることに気付いてしまった主人公の男・モブが、立ち上がりまくる“BL恋愛フラグ”に必死に抵抗しながら日々を過ごしていく。
シーズン1(2021年)とシーズン2(2022年)はCSテレ朝チャンネル1で放送され、シーズン3はLeminoで独占配信。シリーズファイナルとなる「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 ファイナル」は、原作の第5巻のエピソードの映像化で、シリーズ初の地上波連続ドラマ化となる。
主人公・モブ役の犬飼をはじめ、モブの弟・綾人にゆうたろう、モブに恋したコスモスの男・菊池に伊藤あさひ、ミスターパーフェクト、バラの君・東條に塩野瑛久、BLネタを求めモブを追う和田颯ら、シリーズのメインキャスト陣が再集結。
さらに、菊池に恋する白バラの男・五十嵐役・猪塚健太、モブに恋する一途な男・旗野役・世古口凌の続投に加え、今回新たに旬のイケメン俳優たちも出演し、シリーズ集大成となる本作を華やかに盛り上げる。
■モブはBがLする世界に絶対に屈しないことを心に誓う
モブはBがLする世界に絶対に屈しないことを改めて心に誓い、日々の生活を送っている。
節分に恵方巻きを無言で食べながら「絶対BLになる世界において、絶対BLになりませんように」と願い事をするモブ。この世界のメインイベントであるバレンタインデーを迎えたモブは、余計なフラグが立たないようにいつも以上に警戒していた。
■モブ「未成年とはやっぱり付き合えない」
屋上でモブが1人缶コーヒーを飲んでいると、旗野がやって来る。
旗野が「やっぱ、好きだ!」と叫んで振り返り「あんたのこと、やっぱ好きだ。どうしてもあんたのこと諦められない」と告げ、「俺は、その…」と雰囲気が盛り上がる。しかし、モブはスンとして「未成年とはやっぱり付き合えない」ときっぱりと告げる。旗野は駆け寄ってモブの肩をつかんで「3年後にもう1度チャンスをください!お願いします」と手を差し出す。
モブが握手に応えて「分かったよ」と言うと、「あ、あ、ありがとうございます!」と感極まる旗野。手を離して「また、3年後、連絡します。では」と旗野は頭を下げて駆け出すが、1度止まると振り返って元気よく手を振るとまた走り出す。
「3年後、その頃にはもう俺のことなんて忘れてるだろ」とモブは缶コーヒーを飲み干して、高らかに勝利の笑い声を上げ、「やっぱり俺はモブ。俺はBがLすることはない!」と心の中でつぶやく。
すると、どこからともなく「本当にそうかな。本当にそうなると思ってるの?君の物語にはまだ続きがあるんじゃない?」と声が聞こえ、モブは「続き?そんなのあるわけないだろ!」と叫ぶ。
■マンションの一室で響いたリップ音に視聴者ザワつく
3年後、スーツを着て歩くモブ。伸びをして「今年もよく働いたなぁ、お疲れ様」と言うと雪が振り出す。モブが「ホワイトクリスマスか、いや、もう26日か。クリスマスは終わり!」とつぶやくと、「待って」と声がしてモブが驚きの表情を浮かべる…。
朝、あるマンションの1室。「早くしないと遅れるぞ」と声がすると「はーい、でもその前に…」と声が聞こえてキスのリップ音が響くのだった。
BLフラグを必死で回避していたモブが遂に陥落したようなラストに思わず胸がときめくが、またモブの攻防を見てみたいという思いが湧いた。X(旧Twitter)でも、「遂にモブを卒業してしまった」「旗野くん諦めてなかったし、結局落とされてるじゃん!」「本当に終わりなのかな~」「絶対BLは突然夢オチにしてくる可能性あるからまだ諦めちゃいけない」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳

