緊張から震えていた推定1才の元保護犬 3年後には、表情が明るく“飼い主さんへの愛情”があふれる存在に

警戒心が強く、緊張から体を震わせていた元保護犬。家族と過ごす時間のなかで表情が和らぎ、今では活発で甘えん坊な一面を見せるようになりました。

警戒心が強い元保護犬・ニコちゃんとの出会い
テーブルの下で小さく丸くなるお迎え当時のニコちゃん
引用元:@nicoaki0130
テーブルの下で小さく丸くなるお迎え当時のニコちゃん。

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@nicoaki0130さんの愛犬・ニコちゃん(取材時4才)のエピソード。ニコちゃんとの出会いは、保護施設でした。

保護犬猫のボランティアをしていた飼い主さんは、先代犬を亡くしてから「環境が整えば保護犬を迎えたい」と考えていたそう。

足を運ぶようになった保護施設のSNSで元野犬のニコちゃんを見かけ、すぐに会いに行くことに。実際に会ってみると「この子をお迎えしたい」という思いが自然と湧いてきたといいます。

ケージの隅で小さくなるニコちゃん
引用元:@nicoaki0130
ケージの隅で小さくなる様子からも、警戒心が伝わってきます。

推定1才のニコちゃんを家族に迎えた当時について、飼い主さんは次のように振り返ります。

飼い主さん:
「お迎え当時のニコは緊張が強く、吐き気が続いたり、ずっと震えていたりしました。人への恐怖心を強く感じていたのだと思います。

『すべてニコのペースで気長に見守っていこう』と心に決めていました」

お迎えして数カ月もすると、少しずつ変化が
少しずつ明るい表情も見られるようになったニコちゃん
引用元:@nicoaki0130
次第に明るい表情も見られるように。

当初は強い警戒心を見せていたニコちゃんですが、一緒に暮らし始めて数カ月もすると変化が訪れました。

飼い主さん:
「ニコはたくさんのお友達と関わり、いろいろな経験を重ねるうちに表情が明るくなっていきました。今ではお友達が大好きで、活発でしっかりしたタイプに育ちました。

怖いこともまだ多いですが、少しずつ乗り越えていく姿は本当に頼もしいです」

4才になったニコちゃん やんちゃで愛らしい“ママっ子”に
まったりするニコちゃん
引用元:@nicoaki0130
4才になったニコちゃん。

それから月日は流れ、ニコちゃんは現在4才(取材時)に。今は「やんちゃで、やきもち焼きのママっ子」だといいます。

飼い主さんを喜ばせようといろいろなことに挑戦するタイプで、知育玩具も次々とクリアしてしまうほど賢い一面もあります。

散歩を楽しむニコちゃん
引用元:@nicoaki0130
「紅葉×ニコちゃん」の素敵な一枚。

家の中の至るところで“大の字”で寝ていたり、ふとした瞬間に笑顔を見せてくれたり。家では甘えん坊で、指を“ハムハム”したまま寝てしまうこともあるのだとか。

ニコちゃんのそんな姿に、飼い主さんは日々の幸せを感じているといいます。

落ち葉の絨毯の上で写真を撮るニコちゃん
引用元:@nicoaki0130
落ち葉の絨毯の上で写真を撮るニコちゃん。

そんなニコちゃんに向けて、飼い主さんは今の思いをこう話してくれました。

飼い主さん:
「同じ保護施設出身の犬のお友達と定期的にお散歩会をしていて、ニコはみんなに会うと嬉しそうにはしゃぐんです。その姿を見ると、私までとても嬉しくなります。

ニコが繋いでくれたご縁のおかげで犬友さんたちと繋がることができ、とても感謝しています」

写真提供・取材協力/@nicoaki0130さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

提供元

プロフィール画像

いぬのきもち WEB MAGAZINE

「いぬのきもちWEB MAGAZINE」では、愛犬のしつけやしぐさ・健康などの飼い主さんのためになる情報だけでなく、 可愛くて話題の犬写真・SNS記事など、犬好きの方も楽しめる情報を毎日お届けしています。