『愛犬が冬になると水を飲みたがらない』『寒い季節は水を全然飲んでくれない』こんな経験はありませんか?
では、水を飲まない犬に対して、どのような方法で水分を摂取させてあげるとよいのでしょうか?
「冬に犬の水分補給を行うコツ」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬は1日にどれくらいの水の摂取が必要なのでしょうか?
A:一般的に、健康な成犬は体重1kgあたり40〜60mlが水分摂取の目安とされています。たとえば、体重が5kgの成犬の場合は約200〜300ml程度となりますが、この目安量は食事からの水分量も含まれるため注意してください。

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――寒い季節は水を飲みたがらない犬たちもいるようです。犬が冬になると水を飲まない場合、考えられる理由はありますか?
A:冬は犬の活動量が減り喉の渇きを感じにくいことや水が冷たいことが考えられます。また、通年を通して犬が水を飲みたがらない場合は、水の鮮度が落ちている、器が気に入らない、置き場所が悪いなどの環境要因で水を飲みたがらないこともあります。

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――犬が水分不足になるとどのような症状がみられるのでしょうか?
A:犬が水分不足になると、元気がない、食欲不振、おしっこの量が減り色が濃くなるなどの症状がみられる可能性があります。犬の水分不足のチェック方法としては、歯ぐきが乾いていないか、背中の皮膚をつまんだ時の戻りが悪いかなどは飼い主さんも確認しやすいです。

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――冬に愛犬がどうしても置いてある水を飲まない場合、水分補給をさせるために何かよいアイデアはありますか?
A:常に新鮮な水を用意し、少し温めてあげると飲みやすくなることがあります。またドライフードをぬるま湯でふやかす、またはウェットフードを取り入れるなど食事から水分を補給するのも有効な方法です。
冬場に愛犬が水分不足にならないように、水分補給の工夫をしてあげましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
