①親自身も同じ教育を受けていた
私も昭和の生まれで、やんちゃな悪ガキだったので、小学生~高校生まで普通に体罰を受けて育ちました。
母には門限を破ってよくお尻を叩かれたものです。
学校の先生にも、小学生のときにはたびたびビンタをされました。
中学生のときには、ホームルームをサボってコンビニに行っていた同級生が、体育の先生に蹴られてあばら骨を骨折していました。
今の基準に照らして考えれば不適切な教育であるこれらの体罰が、当時は普通にありました。
今の親世代の人たちの中には、同じように育った方も多いでしょう。
そして、自分がされたそれらの不適切な教育に疑問を持たずに、同じことを子どもにしてしまうケースがあります。
②両親ともに高学歴で、社会的地位が高い
自分たちは勉強ができたし、やる気もあったので、「これくらいできて当然」という考えが強い場合があります。
しかし、子どもが必ずしも親に似るとは限りません。
能力も性格も親とは違った子が生まれ育つのはごく当たり前のことです。
そうしたときに、自分たちの「できて当然」「できないと困る」を押しつけると、それは子どもに無理を要求することになります。
