【要注意】「夫が高収入」もリスク要因? 教育虐待に走りやすい中学受験家庭の特徴

③両親の学歴にギャップがある

夫婦の一方が高学歴高収入で、他方がそうではない場合、後者が「子どもが高学歴に育たなかった場合には自分の責任だ」とプレッシャーを抱えてしまうケースが見られます。

義両親からのプレッシャーが重なるとさらに危険度が増します。

追い込まれて、自分の立場を守るために仕方なくしたことが、教育虐待になってしまっていたということが起こりやすいので注意が必要です。

実際にこうした境遇に置かれた親御さんが教育虐待に走ってしまい、お子さんが引きこもりになってしまったという相談を受けたことがあります。

④親自身が学歴にコンプレックスがある

親自身が自分の学歴にコンプレックスを感じていて、「子どもに同じ苦労をさせたくない」とか、「子どもを通じてリベンジをしたい」とか思っていると、子どもに過度の努力を求めてしまうことがあります。

このコンプレックスは主観的なものなので、世間的に見れば高学歴であっても、友人間や兄弟間で比較して相対的に劣等感を感じる境遇にいる場合もあります。

かく言う私も、開成高校卒なので、友人たちは東大や医学部が多く、私の慶應大学卒という学歴は正に上記のようなパターンにあてはまります。

①と合わせて私は教育虐待に陥る素養が高いので、注意しなければいけないなと自覚しています。

なお、勉強だけではなく、スポーツや音楽などの習い事においても、自分が成功できなかったものを子どもにやらせて「リベンジ」を目指す形になると危険度が高まります。

子どもが親の「身代わり」になっていたら、それは特に教育虐待になりやすいので気を付けてください。

配信元: マイナビ子育て

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