高市首相も絶賛の「富有柿」今の時期こそ「柿」を食べるべき理由とは? 栄養士が教える最強の食べ方

高市首相も絶賛の「富有柿」今の時期こそ「柿」を食べるべき理由とは? 栄養士が教える最強の食べ方

日本全国に様ざまなブランド柿が存在

 現在、日本で栽培されている柿の品種は1000種類以上にも及び、そのまま生で食べられる「甘柿」、渋(しぶ)抜きを行い干し柿などにして食べる「渋柿」に分類されます。

「富有(ふゆう)」は甘柿のブランド名で、ほかにも静岡県原産の「次郎」、広島県原産の「早秋」、鳥取県原産の「花御所(はなごしょ)」、富有×次郎から生まれた「陽豊(ようほう)」などの品種があります。

 また、渋柿の代表的な品種は、あんぽ柿(干し柿)によく用いられる新潟県原産の「平核無(ひらたねなし)」をはじめ、広島県原産の「西条」、長野県原産の「市田柿」、奈良県原産の「刀根早生(とねわせ)」などが有名です。みなさんがお住まいの地域にも、甘柿や干し柿のご当地ブランドがあるのではないでしょうか。

 石破前首相の地元・鳥取県が原産の柿「花御所(はなごしょ)」。糖度が20度を超えるものもあり、果汁が多くジューシーな味わいが特徴です。

柿には、どんな栄養が詰まっている?

 柿は古くから「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、栄養価が高いフルーツです。柿1個(皮やヘタを除いた正味重量の目安180g)に126mgものビタミンCが含まれ、レモン1個分より豊富です。

 また、柿のオレンジ色の果肉には、強い抗酸化作用があるβカロテンやβクリプトキサンチンがたっぷり。

 特に、βクリプトキサンチンは、がんの原因物質である活性酸素を除去したり、骨粗しょう症の予防効果が期待されている注目の成分です。

 さらに、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドを分解する働きがあるポリフェノールのタンニンが含まれ、富有柿(甘柿)のタニンニンは不溶性で苦味を感じずに食べられる利点があります。

 なお、タンニンには鉄分の吸収を妨げる働きもあるため、貧血ぎみのときや妊娠中の方は柿を食べすぎないようにしましょう。

配信元: LASISA

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LASISA

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