黒幕が判明した瞬間
「え、なにこれ」
そこに写っていたのは、夫の和人でした。
それも、自宅前や、知らぬ間にかくし撮りされたような写真が何枚も貼られており、日付や行動がこまかく書き込まれています。
「うそでしょ…」
沙希は、すべての状況を察しました。
DM、手紙、そして和人のかくし撮り…。このいやがらせの黒幕は、綾子だったのです。
沙希は手帳を握りしめ、急いで自転車に飛び乗って自宅へ向かいました。
自宅の敷地内に入ると、背中を向けてポストに向かう人影が見えました。それは、まちがいなく綾子でした。綾子はポストをあさろうとしていました。
「綾子!何してるの?」
沙希が声を上げると、綾子は逃げられないことを感じ取り、その場に立ち尽くしました。
あとがき:ママ友の裏切り
物語のクライマックスとなる、真犯人特定と現場での遭遇が描かれます。
沙希が何気なく発した「かくしカメラ」という言葉が、綾子の恐怖を呼び起こし、彼女を決定的なミスへと導きます。手帳に残された和人のかくし撮り写真や執拗な行動記録は、綾子の行動が単なる「いたずら」ではないことを示唆していますね。
沙希が、自宅で不審な行動をする綾子に声をかけるシーンは、緊迫感が伝わってきますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: hoi
(配信元: ママリ)

